7月30日(土)に最終話を迎える“オトナの土ドラ”「朝が来る」(夜0:00-0:55、フジテレビ系で放送)がクランクアップを迎え、主演の安田成美ら出演者からコメントを寄せられた。
本ドラマは、直木賞作家・辻村深月の同名小説が原作。特別養子縁組で子供を迎え、幸せを得ることができた“育ての親”栗原佐都子(安田成美)と夫・清和(田中直樹)、一方親の愛情を受けることができずに14歳で出産、今も自分の居場所を探し、もがき続ける“産みの親”片倉ひかり(川島海荷)との光と影を描く。
約2カ月の撮影を終えたキャストたちが、クランクアップの感想と最終話の見どころを語った。
■安田成美(栗原佐都子役)
皆さんけがもなくスタッフの方も毎日偉いなと思って見ていたので、無事に終わり、心から良かったと思います。(林田悠作演じる)朝斗も聞き分けのいい子でとても頑張ってくれましたし、栗原家も本当にいい家族でした。
最終回の見どころは、「やっと会えて良かった!」かな(笑)。最終回でみんなのそれぞれの思いがやっと「良かったね」と言えるようになったと思います。
■川島海荷(養子・朝斗の実母、片倉ひかり役)
この2カ月間、ひかりと共に過ごしてきて、自分自身も役に影響されてパワフルになれた時もありもうひとつの人生を歩んでいたような気がします。そんなひかりとお別れするのが少し寂しいです。
最終回に向けて今まで暗い世界にいたひかりが、この先どうやって人生が変わり前を向いていけるのか。人が壁を乗り越える瞬間が最終回には詰まっていると思うので、それを見届けてほしいと思います。ひかりにも朝が来てるかな? ぜひ見守っていてほしいですね!
■田中直樹(佐都子の夫・清和役)
終わってしまうのが寂しいですね。もっともっと栗原家で過ごせたら良かったなと思うぐらいすてきな家族でした。自分にも子供がいるので、妻や子供との向き合い方、部下との向き合い方とかなどを含め、清和と自分をどこか重ね合わせる部分が多かったです。清和はぶれることなく家族や仲間を守っていくということを全うできた人で、すごい人だと思いました。
最終回は逃避行を続けている2人(ひかりと小野塚勇人演じる健太)と、佐都子を含めた栗原家がどう最後を迎えることができるのか? 物語としてもいい朝が迎えられる展開になるのか、どうかご期待ください。
■石田えり(養子縁組団体「ベビーバトン」代表・浅見洋子役)
浅見を演じるにあたり、自分のことよりは人の話を聞いて、その人が何を感じているのか“人”を大事にしていましたね。原作を読んでとても感動した箇所がドラマのシーンとして残っています。そこは本当にいいシーンで、私が出ているシーンではないですが、最終回の見どころとして個人的にも注目したいと思っています。
7月30日(土)放送の最終回では、2人で生きていくことを決めたひかり(川島海荷)と健太(小野塚勇人)は罪を償うために警察へと向かう。だが、借金取りの坂上(山田将之)に阻まれ、健太は事件を起こし、ひかりはその場から失踪する。そんな時、栗原家に届いた一通の手紙は「片倉ひかりを忘れてください」という内容のものだった。心中を察した佐都子(安田成美)は手がかりをたどりひかりを捜し続ける…。
また、番組の公式HPでは、ドラマの栗原家同様、実際に養子縁組を経て子供を迎えた家族のエピソードを公開中。
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