新潟在住の女性3人組ユニット・Negicco(ねぎっこ)が7月30日、東京・NHKホールにてワンマンライブ「Negicco 13th Anniversary『Road of Negiiiiii ~TADAIMA~ 2016 Summer at NHKホール』」を開催した。
NegiccoにとってNHKホールは、結成翌年の2004年に「ポップジャム」(NHK総合)の番組収録でステージに立った思い出の場所。ローカルアイドルとして右も左も分からない中で司会のつんく♂から評価をされ、メンバー(※当時は4人体制)が自信を得たという経験があった。その後2015年、「MUSIC JAPAN」(NHK総合)でも再度ステージに立っている。
ライブのオープングでは大型スクリーンに、2番組の番組映像とともに「ここは、大切な場所。今日、2016年7月30日 私たちは、NHKホールに帰ってきました。」と文字が映し出された後、3人が登場した。
雑誌「グラビアザテレビジョン vol.46」(発売中)のインタビューにて、Meguが「昔の曲もやるし、Negiccoの歴史を見ているように思ってもらえるライブになる」と語っていた通り、1曲目は「ポップジャム」でも歌ったデビュー曲「恋するねぎっ娘」。衣装は当時のカラーリングを意識したもので、Meguは当時と同様サンバイザーを着用していた。
続いても「ねぎねぎROCK~私もお家に連れてって~」「ネギさま!Bravo☆」「トキメキ☆マイドリーム」と、初期の人気曲を続けざまに披露。
リーダー・Nao☆が満員の客席に向けて「Negicco、NHKホールに帰ってきました。きょうは最後まで思い出を作っていきましょう」とアピールした後、スクリーンに「3人の娘たちとお城の舞踏会」と題した影絵劇が映し出される。1回目のNHKホール(※「ポップジャム」=舞踏会)出演後、なかなか「招待状」をもらえなかった苦節13年がおもしろおかしく描かれたもので、客席からも笑い声がこぼれていた。なお、ナレーションはNegiccoの楽曲を多く手掛ける作曲家・Connieが担当。
6曲目からは、Negiccoのワンマンライブではおなじみのバックバンド・NEGiBANDが参加。衣装を着替えて再登場したメンバーとともに、息のあったパフォーマンスを展開する。MCでは、「結成14年目でこうやって、お客さんがたくさん集まってくれるグループになれたことがすっごくうれしい。誇りに思います」(Kaede)ほか、メンバーそれぞれが喜びを爆発させた。
後半戦では、「トリプル!WONDERLAND」「さよならMusic」「ときめきのヘッドライナー」と定番曲をたたみかける。そして「圧倒的なスタイル」では、Negiccoのライブでは恒例となったメンバー・ファン一体となってのラインダンス。観客席の1階から3階まで、会場全体がともに跳びはねる姿は壮観のひと言だった。
そしてアンコールの冒頭では、Nao☆が「お話ししたいことがあります」と切り出し、昨年のライブで2016年の目標として発表していた“日本武道館ワンマンライブ”の一時断念を発表。「(日本)武道館は勢いで立つものではない場所。Negiccoは今まで一歩ずつ進んできて、いろんな夢が叶ったりしたと思うんですけれども、これからも一歩ずつ頑張って、将来ずっとNegiccoを続けていけるグループになっていきたい。そして、自分たちが胸を張って武道館に立てるなって思えたときが来たら、みんなで一緒にうれしさを分かち合えたらいいなと思いました」と語ると、観客席からは大きな拍手が送られた。
なおライブ終了後には、スクリーン上で2017年新春に私立恵比寿中学との対バンライブを行うことが発表されている。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)