「曇天に笑う」福士蒼汰の“弟”に中山優馬&若山耀人
来年実写映画化されることが決定した福士蒼汰主演×本広克行監督の「曇天に笑う」に、中山優馬と若山耀人が出演することが発表された。
本作は、'11年のコミック連載開始からその魅力的なキャラクターたちに10代、20代の女子を中心に熱狂的なファンが付き、'14年にアニメ化、そして'15年からは舞台化されるなど、さまざまなメディアで人気を博す大ヒットシリーズ。
主演は、本作で時代劇映画に初主演を果たし、体当たりでアクションシーンにも挑戦する福士。そしてメガホンを取るのは「踊る大捜査線」シリーズをはじめとする日本映画界きってのヒットメーカー・本広監督。この最強の2人が初タッグを組み、圧倒的なアクションエンターテインメント大作が誕生する。
このたび、物語の中心となる曇天三兄弟の長男・天火(福士)に続き、次男・空丸を中山が演じることが発表された。ことしの7月に主演映画「ホーンテッド・キャンパス」が公開されたばかりの中山は、本作品で初めて本格時代劇アクションに挑む。
今回は内心では兄を慕い、その存在をいつかは超えたいと悩やんでいる難しい役どころ。そしてこの曇空丸の存在が、物語の行く末を大きく左右することになる。
合わせて、曇家三兄弟の三男・甘えん坊で長男の天火が大好きな宙太郎役は、若山が担うことが発表された。この三兄弟を軸にさまざまなキャラクターが登場し、いまだかつてないスケールでのアクションシーンが展開される。
物語の舞台は、明治維新後の滋賀・大津。300年に一度よみがえり、人に災いをもたらすという巨大な力を持つ大蛇(オロチ)。
大蛇復活の年、その力を阻止するために立ち上がった曇神社を継ぐ曇家(くもうけ)の長男・曇天火、次男の空丸、三男の宙太郎の曇天三兄弟と、明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲(ヤマイヌ)は、それぞれ違った方法で大蛇の力を再び封印し、日本に平和をもたらそうとしていた。
しかし、その力を手に入れ明治政府を転覆させるため動き出した最強の忍者集団・風魔一族の暗躍により、曇天三兄弟の行く手が阻まれてしまう。曇天三兄弟VS犲VS風魔一族…三つどもえの空前絶後の戦いが始まる。
天火、空丸、宙太郎の曇天三兄弟、そして犲のリーダー・安倍蒼世や犲隊員たち、抜け忍で曇家の居候・金城白子、風魔一族の長・風魔小太郎…と、強く美しく戦う男たちが多数登場し、キャラクターの魅力満載、派手なアクションも満載、そして笑いももちろん満載の大作が動き出す。
撮影は6月21日にクランクインし、舞台となる滋賀をはじめとしたロケーションを経て'17年春に完成、同年中に全国公開される予定だ。
中山は、本作の原作・脚本を読んだ感想について「時代劇と現代劇が混ざった世界観に面白いなと思いました。ファンタジーな要素や、男の憧れでもあるアクションなども入っていてその中の愛情、友情に感動しました」と率直に語り、初共演となる主演の福士の印象を「頼れる座長です。人としても周りへの気配り、現場での姿勢など尊敬しています」とコメントした。
また、アクションシーンも多い作品ということで、意気込みを「アクションはとても楽しいです。オロチ討伐というエンタメを想像しながら共通認識を持ちながら作品を作るというのは本当に楽しいです。兄貴を越えたい一心でアクションを頑張っています。みんなそれぞれの武器があるのでアクションはやってても見てても特殊で楽しいです」と、明かした。
'17年、全国ロードショー
■公式サイト
【HP】donten-movie.jp