'17年2月18日(土)に公開される映画「愚行録」(ぐこうろく)のティザービジュアルが公開された。妻夫木聡と満島ひかりが共演することでも話題の同作は、唯一の長編実写日本映画として第73回ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門でワールドプレミアとなる正式上映も決定している。
原作は、ミステリー作家・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説。主人公の週刊誌記者・田中役を妻夫木、田中の妹・光子役を満島が務める他、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和などが出演。
また、監督を務めるのはロマン・ポランスキーなどを排出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ異色の経歴を持ち、本作で長編映画監督デビューを飾った石川慶。
人間関係における秘められた羨望(せんぼう)、嫉妬、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の「愚行」が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄(せんりつ)の群像劇。予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る新たなる傑作ミステリーだ。
■ストーリー:閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は、大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。
二人は娘とよく買い物に出掛けるなど、誰もがうらやむ仲むつまじい“理想の家族”として知られていたが、田向は1階で、友季恵と娘は2階の寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。
未解決のまま1年が過ぎ、風化していく事件。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は、あらためて真相を探ろうと関係者の証言を追い始める。
しかし、そこから浮かび上がってきたのは田向夫妻の外見からは想像もできないうわさの数々だった。
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