ドラマ「ROOTS/ルーツ」40年を経て主人公がイケメン化!?

2016/08/13 12:00 配信

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ドラマ『ROOTS/ルーツ(2016)』の吹き替えを担当した櫻井孝宏(写真左)と池田秀一(同右)

1976年に作家アレックス・ヘイリーが出版した自叙伝的小説を元に製作され翌年77年に放送された伝説的ドラマ「ROOTS/ルーツ」。出版から40周年に当たる今年、新たに判明した情報を含めより歴史に忠実なストーリーとなってリメークされた。その2016年版「ROOTS/ルーツ」が8月22日(月)より4日連続でヒストリー・チャンネルにて日本初放送される。

物語の舞台は、奴隷制度があった時代、西アフリカのガンビアに生まれたクンタ・キンテは、伝統や風習を学んで育ち将来は学者になることを夢見ていた。しかし17歳の時、誘拐され奴隷商人に売られてしまう。西アフリカからアメリカへと連れてこられたクンタ・キンテ。そこから4世代にわたる壮絶な苦難との戦いが描かれる。

今回、主人公クンタ・キンテの声を櫻井孝宏が演じ、その父親オモロ・キンテを77年版の「ROOTS/ルーツ」で主役を務めた池田秀一が演じた。

感想を聞かれ「もう(77年版から)40年たってしまったんだな」と感慨深く話す池田。「両方の作品で共通するシーンをみると40年前を思い出しますが、今作のイケメンのクンタ・キンテや洗練された雰囲気のオモロ・キンテなどのキャストをみると、同じ話ではあるけれども話の持っていき方などは77年版と違うんだなと感じました。だから、俺は俺でいいのかなと思いながら演じさせていただきました」と語った。

77年版を見たという櫻井は「放送当時は恐らくオブラートに包むような作りになっていましたが、今回は徹底して事実を突きつけるような映像になっていると思いました。なので、より残虐な場面や目を覆いたくなるような箇所もあるかと思いますが、そこは年月による表現の幅が生まれたからかもしれない」と話した。

そして、77年版もヒストリーチャンネルで放送されることに触れ「両作を見比べるのではなく、並列で見て欲しいと思います。同じ作品ではありますが、当然違う部分があって、それを同時に見ることができるのはすごいことだと思います。自分がいま生きている現実に置き換えることができるような、ワンシーンやせりふがあると思いますのでぜひともたくさんの人に見ていただければと思います」とアピールした。