10月スタートのフジテレビ系日曜夜9時枠の連続ドラマに、玉木宏が主演を務めることが決定した。
玉木はキャリアの警察署長でありながら、ひょうひょうとした性格で、気になることがあると自ら街に出て事件を解決する遠山金志郎を演じる。
共演は玉木と対立するノンキャリアのベテラン刑事を演じる高嶋政宏と、早く一人前になりたいが空回りする女性刑事・相川実里役の瀧本美織に決定。
一話完結のオリジナル作品である同作は、新しくやって来たキャリアの警察署長・遠山金志郎(玉木)が署員たちから軽んじられながらも、現場に出て独特の捜査方法で事件を解決する新たなコミカルヒューマン刑事ドラマ。
玉木演じる警察署長・遠山の思いは、警察は市民から身近な存在で、犯罪の起こらない街にすること。それゆえに、街の異変には敏感で、街で出会った人々にも気軽に話しかける。街に出て捜査する時は警察署長とは思われない服装のため、遠山が署長だと気づく人は誰もいない。
何事も自分の目で確かめないと気が済まない性格で捜査員たちの目線からでは見えないもの、一見関係なさそうな意外な事柄から事件解決の糸口を見いだしていく。だが、捜査員たちからは現場の常識にあてはまらない遠山の捜査は迷惑がられ、対立は深まるばかりで…。
玉木は「僕自身、ドラマへの意気込みは十分にありますが、役柄的にもチカラを抜きつつ、見やすいけれど、じんわり心を揺さぶることができるようなヒューマンドラマを目指し、撮影に臨みます」と意気込みをあらわに。
また、共演の高嶋は「フジテレビでの久しぶりの刑事ドラマ! どんなステキな出会いがあるのかと今から興奮してます。玉木さんとは『アイアンシェフ』(で共演し)、瀧本さんとはドラマでは初共演。どんなトーン、どんな息で来るのか楽しみでなりません!」とコメント。
瀧本は「初めての刑事役になります。体を動かすことが好きなのでアクションシーンが今から楽しみです。そこも見どころとなるよう頑張りたいと思います!」と本作への思いを語った。
制作スタッフは、脚本を「5→9~私に恋したお坊さん~」('15年フジテレビ系)などを手掛けた小山正太が担当。そして監督は「リーガルハイ」シリーズ('12年ほか、フジテレビ系)などで知られる石川淳一が務める。ヒューマン&サスペンスな部分にコミカルな要素を絶妙がミックスされ、新たな“平成の遠山の金さん”が作りあげられるということで、事件解決後、警察署長らしくない遠山が“お約束”の身分を明かすシーンの演出にも注目だ。
永井麗子プロデューサーは、「キャリアの警察署長という立場でありながら、ひょうひょうと街に出て人々の心に寄り添い、悪を成敗する『平成の遠山の金さん』。スカッとできる爽快感と、主人公のかいま見せる熱い思いで、日曜の夜に明日への活力としていただけるドラマだと思います」と視聴者へメッセージを送った。
【第1話あらすじ】遠山(玉木)は入庁してから今回が初の現場。所信表明で、警察は“市民の味方“だと強調するが、南(高島)らたたき上げのノンキャリアの刑事たちは気に食わない。南や実里(瀧本)ら現場の捜査員は連続強盗殺人事件の会議をしていると、遠山がやって来て“見過ごせない事件”があると言いだす。被害通報件数1位の落書きだ。南らは当然捜査協力を拒否。結果、遠山は実里と落書き犯の行方を追うことに。だが、その落書きには意外なメッセージが隠されていて…。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)