8月27日(土)、28(日)に放送される「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(日本テレビ系)のドラマスペシャル「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」の完成披露試写会が行われ、主演のNEWS・加藤シゲアキと沢尻エリカが登壇した。
本作は、ある日網膜剥離を発症して目が全く見えなくなってしまい、絶望の淵に落ちた中学校教師・淑則(加藤)が、妻の真弓(沢尻)や家族、周囲の人々の支えにより再び立ち上がっていく姿を、実話を基に描いた物語。
試写が終わって感動に包まれる会場で、加藤は「このお話は、本当に素晴らしいなって思います。中学時代に戻れるのなら、淑則先生に習いたかったな」と演じ終えた気持ちを明かした。
実際にリハビリセンターに通い、アイマスクでの歩行を体験したり、モデルとなった新井淑則さんと話をしたりと準備を行って役に挑んだという加藤は「全部のシーンが大変でしたけど、特に印象的だったのは、目が見えなくなって家の中で暴れるシーン。
何回もやって最後は汗だくでしたし、演じていて、その瞬間は本当に見えてないというか、沢尻さんや子供たちがどこにいるかも分からない不思議な感覚も体験しました」と告白。
沢尻も同シーンが印象的だったと語り「長くてせりふの分量もある場面で、2人がすごくヒートアップするので本当に体力を使ったし、終わってからも心臓バクバクでした」と振り返った。
加藤と沢尻は、今作が初共演。加藤は「真弓さんって明るく芯のある方なので、沢尻さんが演じられると聞いてピッタリだなと思いました。実際にご一緒してその印象は変わりませんでしたね。すごく大変なシーンがたくさんあって、お芝居をしていく中でどんどんヒートアップしていって、リハーサルで実際に手が当たっちゃったのが申し訳なかったですけど、それだけ本気でぶつかり合えて助かりました。気持ちを引き出してもらった感じです」と感想を。
それを聞いた沢尻は恐縮しながらも「加藤さんはお芝居に対してすごく熱い方でどんどん気持ちを出してきてくれるので、私はすごくやりやすかったですね。すごくいい方向に“化学反応”できたんじゃないかなって思いました」とニッコリ。
また、父親役にも初挑戦となった加藤は「左手の薬指に指輪をしているというのがすごく新鮮だったので、“独りじゃない”っていう感覚がすごくありましたね。家族というのは温かいなぁと感じましたが、子供たちは大変でした…。
そう思うと新井さんご夫婦が3人のお子さんを育てあげたというのは本当にすごいなと思いました」と、あらためて新井夫妻に感動した様子。
さらにこの日、新井夫妻が会場に登場するサプライズが行われ「知らなかった…」と加藤と沢尻はビックリ。「ドラマを見ていて(当時を思い出して)疲れました…。素晴らしかったです。ありがとうございました」と声を詰まらせた新井さんから花束を受け取り、加藤は「このドラマは何よりもまず、淑則先生ご自身に届く作品にしなければ、という責務を背負って演じさせていただいたので、そう言ってもらえて光栄です」と目を潤ませる場面も。
最後に「つらいシーンもあるんですが、決してそれだけではなくて、次に向かって背中を押してくれるような作品でもあると思うので、何か感じ取ってもらえたらいいなと。この物語がたくさんの方に知ってもらえる日が待ち遠しいです」と笑顔を見せた。
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