WOWOWプライムで放送中の愛憎劇「連続ドラマW 賢者の愛」(毎週土曜夜10:00-11:00)で、主演を務める中山美穂がドラマ撮影秘話や、見どころを語った。
本ドラマは山田詠美の小説を原作に、主人公の女性・高中真由子(中山)が、初恋の人と親友の間に生まれた息子・澤村直巳(竜星涼)を、20年の歳月をかけて“自分好みの男”に調教していく復讐(ふくしゅう)を描いた物語。
第1話から、初恋の人・澤村諒一(田辺誠一)を奪った親友・澤村百合(高岡早紀)との緊迫感あふれるやりとりや、真由子と直巳の濃厚なラブシーンが話題となっている本作。
ドラマに関するさまざまな疑問を中山にぶつけてみた。
――今回の役は「やりたかった役」だと聞きました。
20年もの間、復讐心を持ち続ける真由子のキャラクターを演じてみたかったのですが、それ以上に山田詠美さんの原作はぜひやりたいと思っていました。オファーをいただいた時は、ちゅうちょなく「やります」と即答しました。
――20代の真由子を演じたシーンはいかがでしたか?
とにかくギャグにならないよう(笑)、現在(40代)の真由子よりテンションを高くして、あとはスタッフさんのお力を借りながら、撮影しました。違和感なく見てもらえたらいいなと思います。
――劇中で真由子が着用している衣装や、海沿いの実家もとてもステキですね。
真由子の実家は高い天井が気に入っています。衣装のチョイスは、監督たちに委ねていました。クランクイン前は、まだ「真由子をどう演じよう」と悩むところもあったのですが、衣装合わせで、真由子がまとう服を見たときに「自分の演じる真由子が決まった」という感覚になれました。
――第1話、百合(高岡)と諒一(田辺)の目を盗んでダイニングテーブルの下で、直巳(竜星)と足を絡ませる大胆なシーンに世の女性はかなりドキドキしたと思います。
ドキドキしましたか?(笑) あの時の撮影は難なくスムーズに進みました。姿勢がつらかった、ということもなかったと記憶しています(笑)。
――撮影時の裏話を教えてください。
竜星君はとにかくフレッシュでした。いまやれることを出し切ろうとぶつかってくる姿勢に、私も「その感覚を忘れてはいけないな」と刺激になりました。
また、田辺さんは、初めてお話したときが、私がおにぎりを食べた後だったんです。「何を食べていたんですか?」「おにぎりですか、具は何ですか?」「炊き込みご飯かー! へえ~」と声を掛けられて、(その雰囲気に)その会話に田辺さんという人間が見えました(笑)。
――9月3日(土)に放送される3話以降の見どころを教えてください。
これまで以上に、ハラハラドキドキの展開が待っていて、一瞬でも見逃せません。ぜひ楽しんでいただきたいです!
※「連続ドラマW 賢者の愛」は、毎週土曜夜10時からWOWOWプライムで放送中。 また、9月9日(金)夜0時より、1~3話を最終話直前に一挙放送する。
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