9月17日(土)夜9時から放送されるドラマスペシャル「瀬戸内少年野球団」(テレビ朝日系)のプレミア試写会&お披露目会見が行われ、主演の武井咲と三浦貴大が登壇した。
本作は、阿久悠原作の自伝的小説を映像化した作品。兵庫・淡路島を舞台に、戦後、すさんでいく子供たちの心を危惧した女性教師が、真剣勝負のできる野球を通じて夢と希望を持つ力を与えようとする姿を描く。
武井が演じるのは、子供たちと真剣に向き合う心優しい駒子先生。三浦は駒子の夫で、一度は戦死が伝えられるが、片足を失いながらも奇跡的に復員し、駒子と野球を教える正夫を演じる。
初共演となる2人は互いの印象を聞かれ、武井は「正夫さんにしか見えなかった!」と絶賛。すると、三浦は「役者としてはその役に見えることが一番で、作品に出るときに『あっ、三浦貴大が出てる!』と思われたら負けだと思ってて。それを共演する武井さんに『正夫さんにしか見えなかった』と言ってもらえて、とてもうれしいです」と喜んだ。
一方、三浦は武井の印象を「佇まいから、子供たちと接していく優しさとがにじみ出ていました。でも、第一印象は『うわっ、顔小さっ!!』と思ったことですね(笑)」と告白した。
また、“きれいな人恐怖症”だという三浦は「『きれいだなぁ』と思う人が目の前にいると、何を話したらいいのか分からなくなるんですよね。あんまり顔も見ることができないし…まぁ、陰でこっそり見ていたんですけど!」と明かしながら、「普段、僕と話している女性が美人じゃないということではないですよ! それだけはちゃんと伝えないと!!」と訴えた。
教師役初挑戦の武井は「子供たちが本当にかわいくて、かわいくて。みんなをギュっと抱き締めたいくらいでした!」と笑顔を見せる。
撮影時のエピソードを武井は、「驚いたことがあって、私と初めて会った時から『駒子先生!』と呼んでくれるんですね。『そうだ、私はみんなの先生なんだ!』と思わせてくれて、初めての先生役でどう距離を取ればいいのか悩んだこともあったんですが、そんな悩みも吹き飛ばしてくれて。
朝に『おはようございます! きょうもよろしくお願いします!』という、みんなのパワーのおかげでどんな撮影も乗り越えられました」と振り返った。
そして、終戦後、駒子の教室に転校してくる海軍提督の娘・武女役の本田望結が「(駒子先生は)本当におきれいでお優しくて、本当にこんな先生がいたらいいなとずっと思っていました!」とVTRでメッセージを送った。
さらに、劇中で駒子が監督となり結成した野球チーム「江坂タイガース」のメンバーがサプライズ登場。
武井は驚きながら「久しぶり!元気だった? 私の生徒です!」と興奮気味に紹介。クランクアップの際に、生徒一人一人に手紙を書いたという武井への手紙の返事を、教え子代表として竜太役の坂田唯湧が読み上げ、寄せ書きをした野球ボールを武井にプレゼントした。
武井は「『先生、大好き』とか『また会いたい』って。うれしい! ありがとう!」と野球のボールに書かれたメッセージに感激し、涙を浮かべた。
そして、最後に武井は「きょうはびっくりし過ぎました(笑)。この作品は、希望にあふれた真っすぐな作品になっていると思います。現代に、この作品を私が演じることができてうれしく思います。一人でも多くの人にこの作品を見てほしいです」とアピールした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)