放送9年目を迎えるAKB48の冠番組「AKBINGO!」(毎週火曜夜0:59-1:29ほか、日本テレビほか)の囲み取材が行われた。6月28日の放送から2代目MCを務めるウーマンラッシュアワーを中心に、新しい「AKBINGO!」についてメンバーが語った。
──新MCを迎えて約3カ月。番組の収録はいかがですか?
横山由依:番組の雰囲気が少し変わったなという気がしていて、一人一人が喋りやすい場をより作ってくださっている感じがしますね。
以前はギャーギャー騒がないと駄目なのかなという感じでスタジオに来ていたんですけど、今は落ち着いていても話を振っていただけている感じは新しいかなって思うので、そういう部分は変わったかなって思っています。11年目のAKB48の新しいものが見せられるのかなっていうのは感じています。
渡辺麻友:長くお世話になったバッドボーイズさんがMCをご卒業されて、いま人気のウーマンラッシュアワーさんにMCをやっていただいていて、やっぱりMCが変わるだけで番組の雰囲気も新しくガラッと変わりますね。徐々にメンバーも新しい環境に慣れてきて、それぞれが伸び伸び収録している感じで、楽しくやっています。
柏木由紀:「AKBINGO!」の今までの良さを残しつつ、いい感じに変わっていくバランスがすごくやりやすいなって思っています。あと、前はバラエティーの企画に助けてもらっていたのが、リニューアルしてからメンバーの個性を引き出してくれるような企画もたくさんありますね。
私とかも「AKBINGO!」じゃないと体を張ったりすることもなくなってきたので、そういう意味では「AKBINGO!」に来るといつも新鮮な気持ちで楽しませてもらっています。
中川パラダイス:始まって3カ月くらいたつんですけど、最初は「女子校みたいな感じでキャピキャピして騒いでるだけなんかなぁ」って勝手なイメージを持っていたんですけど、いろいろ話していくうちに、みんなキャラがあって、考えていることも違うし、掘り下げれば掘り下げるほど、するめと一緒でどんどん味が出てくるというか。
外から見るとわいわい楽しんでるだけに見えるかもしれないけど、番組をちゃんと真剣に見ている人には、一人一人の個性の良さとかも伝わって、面白い番組だなって思ってもらえるようになってるんじゃないかなっていう気はします。
村本大輔:僕はこの番組をやってから、ただでさえ(Twitterが)炎上してるのに、毎回炎上するようになってるんですよ。だから、コメント欄に「死ね」がバーッて並んでいたら「あ、火曜日か」って。
ぜひ、僕のコメント欄を見てもらいたい。水曜日も木曜日も、週を明けて悪口がずっと続いて。オリンピックの聖火くらいずっと燃え続けています。番組の最後にプロデューサーの名前が出るので、この人たちも全員Twitterをやっているって、アンチの人たちには知ってほしいですね。
この間泊まったホテルのフロントの人が「AKBINGO!」のファンで。住所とかも書いてるから、下手にそいつの推し(メンバー)にひどいことを言ってしまったら、そいつは僕の家までの直通のルートを知ってるわけですよね。それがめっちゃ怖くて。
しかも、そいつが「悔しいけど笑いました」って。何で悔しがるねん! ファンはなぜか悔しがるんですよ。素直に笑ってくれよ。
──握手会などでファンから番組について言われたことは?
込山榛香:めっちゃ言われます。「ウーマンラッシュアワーの村本さん、こみちゃんにひど過ぎない? 大丈夫? 嫌われてるよね」って言われると、やっぱり嫌われているのかなぁって思ってしまったり。だって、私に当たりが強いですもん。
でも、一部のファンの人は「村本さんになってから、こみちゃんの個性がより出るようになったね」って。「AKBINGO!」の影響はすごいなって思います。
谷口めぐ:ウーマンラッシュアワーさんにMCが代わってから、村本さんとのにらみ合いがすごく話題になって、握手会でもファンの皆さんから「僕にもにらんでよ」ってお願いされてにらんでいます(笑)。
「にらむのがきっかけで、初めて谷口めぐちゃんのことを知ったよ」っていうファンの方もいるので、すごくうれしかったです。
村本:谷口はたくましいです。Twitterで「にらみます」って告知して、お客さんを自分の方に持ってきていますから。ポジティブに変えているからすごいですよ。
中川:にらむくだりがいつ来るのか分かっていないから、ずっとにらんでるんですよね(笑)。顔を見ると「こわ!」って思う時もありますけど、それも一つの武器ですよね。
──早坂つむぎさんも村本さんとぶつかってますね。
早坂:私は全然ありがたいと思ってますけど…。
村本:絶対うそ(笑)。番組で泣いたらバラエティーやっていけないよって言うんですけど、あれが全部使われたりしますから面白いんですよ。収録が終わって「お疲れ様でした~」って(控室に)行こうとしたら、早坂さんが囲まれていて、泣いてるんですよ(笑)。
プロデューサーが「カメラ回せ!」って言って、休憩なしで2本目を撮ることになって、その涙の理由を聞いて始めるっていうのがね。全部がガチで、その場その場で物語が起こっているので面白いですよね。
──ウーマンラッシュアワーのお二人はMCを始めてネガティブなことだけですか?
中川:最初のころは「村本だけじゃなく中川パラダイスもいて良かった」「制御できる人間がいて良かった」という書き込みがあって、これは頑張らなあかんなって思って。で、2週間くらいたってTwitterを見たら「中川、何も喋ってないぞ」という意見があって、改善して頑張るようにしたんですよ。
でも、最近またTwitterを見たら「あいつ、やべぇやつだな」「村本よりほんまはやべぇやつなんじゃないか」って意見があるから。僕の思惑通りにいっていないのが嫌やなっていうのがありますね。やばい感じある?
AKB48:う~ん(笑)。
向井地美音:「村本さんより中川さんの方が実はやばい」って、峯岸みなみさんが言ってました。
中川:それはほんまのことを知らないからな。上辺だけの付き合いで言ってるだけだから。
村本:まだ分からないですね。誰が何を考えて、何を喋るか分からないので、自分のことを考える時間はないですよね。
中川:でも、意外とTwitterに「村本の『AKBINGO!』面白い」とか書き込みはあるよ。
村本:いや、見ないやつは絶対に見ないって書いてますから。おまえの方がバッドボーイズよりバッドボーイズだっていう意見を…いま作りましたけど。
僕は何かにはまったら飽きられて外されるっていうジンクスがあるんで。日テレの「人生が変わる1分間の深イイ話」(毎週月曜夜9:00-9:54)も準レギュラーみたいに定期的に呼ばれだしたんですけど、調子に乗って出過ぎたら急に呼ばれなくなるとか。「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)も9カ月で終わってますから。
(AKB48とは)距離感をね。仲良くやりながらも仲良くならないようにしてますから。それぐらいがいいんかなって。娘の写真を見せる親っているじゃないですか。それが一番面白くないから、そういうのが嫌ですよね。
「このメンバーかわいいでしょ?」ってファンに見せるようなのは。ファン以外の人が面白がってくれたら、僕はうれしいなって思うんですよね。
AKB48:真面目~(笑)。
西野未姫:(村本は)すごく適当に生きている方だと思っていたので、私は尊敬してます! 知識豊富ですごいなって思ってます。私も知識を深めようと…知識を増やそうって思うようになりました。(村本に)出会って。
村本:あと、アイドルだけあってかわいい子が多いですよね。(番組が)始まってからダイエットして12kg痩せたのも、AKBにモテようというね。そろそろカラコンも入れ始めようかなって。だから、僕は早く手を出したいので、早く全員卒業してほしいですよね。
「入山杏奈さんに手を出したい」ってずっと言ってたじゃないですか。この間、秋元康先生とご飯に行く機会があって、お酒を飲んでいた最後の方で「あの発言は本当か?」って言われまして。「うそに決まってるじゃないですかぁ~」って取り入っておきました。
あれは危なかったですよ。あのおやじだけは本当に(笑)。でも、懐に入りましたら(今後は)ちょっとぐらいのことだったら許されますから。
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