9月17日に映画「怒り」の公開初日舞台あいさつが行われ、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡など豪華俳優陣が顔をそろえた。
上映後の舞台あいさつとあって興奮冷めやらぬ空気の中、観客から出演者への質問タイムに。クリント・イーストウッドやクリストファー・ノーランなどハリウッドの監督と仕事をしてきたことを踏まえ、「渡辺さんから見た李相日監督の魅力は?」という質問が飛ぶと、渡辺は「映画評論家の方ではないですよね?」と一言、会場から笑いが起こった。
また、宮崎は「渡辺謙さん、松山ケンイチさんと共演されて、最初のイメージと変わったことはありますか?」との質問に対し「以前共演したときは年下の物静かな男の子という感じでしたが、今回お会いしたら実は年上で…おしゃべりが好きで、ひょうひょうとしていて、思ったことはすべて口に出してくれる、とても気持ちのいい方で助けられた部分がたくさんありました」と語った。
これを受け松山は「昔、ある女優さんと仕事をしたときに、今までで一番変人な役者さんは誰かという話になって、その女優さんはあおいちゃんと言っていました(笑)。その意味は分からなかったんですけど、今回共演してよく分かりました(笑)。だから愛子を演じられたんだと思います」と宮崎の意外な印象を明かした。