「美の巨人たち」でキャッツ特集、ある絵の謎に迫る！

テレビ東京系で放送中の「美の巨人たち」(毎週土曜夜10:00-10:30ほか)。10月29日(土)にオンエアされる「キャッツ特集」の特別試写会が、テレビ東京本社で行われた。

本番組は、毎回1枚の絵や作品にスポットを当て、その1枚に込められた秘密に迫る美術系ドキュメンタリー。ことしで放送800回を越えた人気長寿番組だ。

ことし9月中旬から10月にかけては、「新しい美の世界に挑戦!!」と掲げ、D51形蒸気機関車と新幹線0系電車(9月17日放送)、くまモン(9月24日放送)など、これまでにない斬新で、見どころ満載のラインアップを放送。

10月29日の放送では、ミュージカル「キャッツ」に注目。劇団四季協力の下、ミュージカルの素晴らしさとダンサーの心情を見事に描き上げた画家・ロバート・ハインデルの「ヴィクトリア～ザ・ホワイトキャット」に隠された秘密に迫る。

「ヴィクトリア～ザ・ホワイトキャット」の作品を通じて、日本で30年ものロングランを続けている「キャッツ」の魅力も同時に取り上げる。

舞台上から舞台裏まで、美しい舞台を作り上げるために奮闘するさまざまな人々を取材。草刈民代や劇団四季の振付師・加藤敬二が番組内のインタビューに応じている。

試写会では、栗本宏プロデューサーが「ミュージカルという総合芸術を、ハインデルという画家はどのような視点でどのように切り取り描いているのか、ご注目ください」と今回の番組の見どころを説明。

また、栗本Pは司会の繁田美貴アナからの「どのように800回の放送を続けて来たのか？」という質問に「初回からナレーターを務めていただいている小林薫さんは恋い焦がれた存在ですね」と回答。

「オファー当初は『いや、僕なんかが美術を語るなんて…』とおっしゃっていたのですが、そう言っていたわりに、(実際は)こだわりが強いんですよ(笑)」とおどけつつ、「常に視聴者目線で内容を気にしながら、一つ一つ『こうしたらどう？』と言ってくれる人。そうやって一緒に番組を作ってきたから、長く続いたのかなと思いますね」と小林への感謝を明かした。