「真田丸」中川大志が秀頼の伝説が残る鹿児島へ!
大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)で豊臣秀頼を演じている中川大志が、秀頼が落ち延びたという伝説のある鹿児島を訪れた。
豊臣宗家が滅びた大坂夏の陣以降、主に畿内では「花のようなる秀頼様を、鬼のようなる真田が連れて、退きも退いたり、加護島(鹿児島)へ」と俗謡が広まった。
大坂方に肩入れする人々が願いを込めたものだが、「真田丸」に熱中するファンの間でも“今作では大坂方が勝つのでは?”と願望交じりにささやく声が広がりつつある。
今回の鹿児島訪問は、そんな「真田丸」ファンの熱い思いを感じた中川たっての希望で実現した。
中川は、まず南九州市頴娃(えい)町雪丸地区にある「伝・真田幸村の墓」を訪問。“雪丸”の地名は“幸村”がなまったものだという。
森の中にたたずむ幸村の墓に手を合わせた中川は、「大坂の陣での壮大な戦い、怒濤(どとう)の人生からは想像ができないくらいの山奥にお墓が立っていました。でも、ひっそりとした静けさの中でのたたずまいに、幸村が本当にここを訪れたのではないかというリアルな感じがしました」と語った。
そして旅の目的地、鹿児島市にある豊臣秀頼のものと伝わる墓へ。
ここでは、「鹿児島の地に、こういう墓があるということは、秀頼は豊臣方の総大将であると同時に、人と人とのつながりを大切にしていたのではないでしょうか。生きていて欲しいという人々の思いが、このような言い伝えにつながったのだと、この地に来てみて感じました」と、秀頼の生きざまに思いを馳せた。
「真田丸」本編では、いよいよ運命の大坂の陣が開戦直前。中川演じる秀頼は、この激戦をどのように戦い抜くのか。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかにて放送中