来年の3月7日(火)~4月30日(日)に、東京芸術劇場シアター・イーストにて、舞台「不信~彼女が嘘をつく理由」の上演が決定。作・演出は三谷幸喜、出演は段田安則、優香、栗原英雄、戸田恵子の4人で、三谷の書き下ろし“サスペンス”だ。
数多くの名作を生み出し、ことしの話題をさらっているNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当している作家・三谷幸喜。今回の新作は「うそ」からはじまるサスペンス。一つの小さなうそが、さらなるうそを引き起こす。坂道を転がるように暴走を始めてしまう、うその数々。その結末は誰も予想できない。狂言、虚言が巻き起こす悲喜劇。人はなぜ、うそをついてしまうのか。自分のため?人のため?それとも…。先が全く読めない、二転三転するサスペンス!
出演は「ホロヴィッツとの対話」('13年)、「国民の映画」('11年、'14年)などの舞台で、その存在を常に解き放つ段田安則、「酒と泪とジキルとハイド」('14年)で初舞台を踏み、三谷作品2本目にして2度目の舞台出演の優香、NHK大河ドラマ「真田丸」に出演した栗原英雄が初参加、そして戸田恵子が久しぶりに三谷作品の舞台に戻ってくる。
三谷幸喜が緻密に計算されたサスペンスを、シアター・イーストの密接した空間に描き出す。たった4人での濃密な時間。目の前で起こっていることはうそかまことか…それは舞台を見た者のみに明かされる! 出演者4人のコメントは以下の通り。
【段田安則 コメント】久しぶりの三谷作品です。「不信」良いタイトルですよね。僕にとっての三谷作品の魅力は、どの役も多面的に、そしてとても丁寧に描いているというところの面白さだと思います。優香さんはじめ皆さんと一緒にできることとても楽しみですし、きっと面白い舞台になると思います。是非劇場でご覧ください。
【優香 コメント】不安で一杯ですが、素晴らしい先輩方に囲まれて、100%以上の力を出せるよう努力して、食らいついていけるようにしたいです。三谷さんの作品は観終わった後に優しい気持ちになれるところが好きです。前回の「酒と泪とジキルとハイド」に出演させて頂いた時はコメディで、どんでん返しが続き、とにかく常に動き回っていました。今回は前回とは違い、スリリングなサスペンスだと聞いています。三谷さんからは「劇中で優香さんの驚く顔がたくさん見たい」と言われました。どこまで出来るか分かりませんが、精一杯、驚く顔を皆さんにお見せ出来ればと思います。どうなるか分からない展開になると思いますので、一緒に楽しんで下さい。
【栗原英雄 コメント】非常に緊張しております。何はともあれ柔軟に対応していこうと考えています。こんな機会を与えて下さったのですから、楽しまないと。三谷さんは人間の表と裏、人生の機微を描くのがとても上手な方ですので台本に身を委ねたいと思います。今はまだ共演者の皆さんときちんとお話し出来ていないのですが、これからコミュニケーションをたくさん重ねていきたいですね。「不信」というタイトルですから、舞台上は不穏な空気が漂うかもしれませんが、チームワークよく頑張っていきますのでご期待下さい。
【戸田恵子 コメント】久しぶりに三谷作品に参加することが出来て、ただただ嬉しく思っております。三谷さんの作品は、間違いなく面白く、外れないということが第一にあります。起用していただく場合は、どんなことがあっても私をなんとかしてくれる力が三谷さんにはあります。ですから、いつも気持ちは大船に乗ったつもりでここに乗っていれば、面白くない私を必ず面白くしてくれると信じています(笑)。段田さん以外の方は舞台では初共演です。4人という少ない人数のお芝居は、お互い身近に感じられ親密に稽古ができると思います。長い公演ですのでみんなで体調に気をつけて、1回だけでなく何回も観ていただけるような、毎日楽しい舞台にしていきたいです。
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