黄川田将也が「山女日記」のロケ裏話を披露!

2016/11/30 10:00 配信

ドラマ

「山女日記~女たちは頂を目指して~」で山岳ガイド・木嶋岳志を演じる黄川田将也

工藤夕貴主演のドラマ「山女日記」(毎週日曜夜10:00-10:50NHK BSプレミアム)に出演中の黄川田将也にインタビュー。黄川田は、工藤演じる新米登山ガイド・柚月の先輩で山岳ガイドの木嶋岳志を演じている。そんな黄川田に、演技へのこだわりや今作によって感じたことを語ってもらった。

――山で撮影されたとのことで、大変だったと思います。肉体作りなどをして挑まれたのでしょうか?

ロッククライミングに行ったりして、肉体作りはしました。元々登るといっても、年始にゲン担ぎで、事務所のみんなと(東京の)高尾山に行くという感じだったんですよ。だから、ここまで大変なんだということが分かっていませんでした。

でも、その大変さも(自身は)案外苦にならないタイプなんだなということが分かりました。山に登ることで、みんなが苦しそうなときに、「あれ、案外俺楽しいぞ」と思える自分を発見しました。この感覚は木嶋(を演じるの)に使えるかもしれない!ということを監督と話し、演技に取り入れました。

――今後の黄川田さんに変化が生まれそうですか?

そうですね。今まで芸能界で仲良くさせていただいている方はベテランの先輩方が多くて、弟キャラの自分は、有難いことに気が付いたら目の前にいろいろな物が用意されているという形だったんです。どうでもいい話なんですが(笑)、東京にいる時は、1人でお茶する、1人でお店に入ることも無理だと思っていた自分がいました。でも今まで苦手だと思っていたことが、「案外俺いけるな」ということが山に登り分かったので楽しみが増えそうです。

――工藤さんも試写会の時に、日本で一番サバイバルなタイプで、過酷な環境の中で元気になっていく自分がいたとおっしゃっていました。

そうなんです! 工藤さんはアルプスの少女ハイジで、僕はピーターパン!(笑) ゲストの皆さんは大変だっただろうな…と思ってました。すごくバランスが良かったと感じるのは、ゲストの方たちがちゃんとした大人で、ハイジやピーターパンを支えるために、自分たちがしっかりしなきゃと思ってくださっていたのではないかと…。だからこそ、過酷な環境の中で自分が元気でいられたのだと思います。

【後編:黄川田将也が極限の撮影の中で見出した絆とは?に続く】