いよいよ最終章に突入した、米倉涼子主演の大ヒットドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)第4シリーズ。
12月15日に放送された第10話では、病気であることを誰にも打ち明けず、気丈に振る舞っていたフリーランス麻酔科医・城之内博美(内田有紀)が、大門未知子(米倉)の目の前で倒れる…という衝撃の展開に。
崇高な医師としての志を分かち合いながら、博美と公私にわたって信頼関係を築いてきた未知子が思わず絶叫し、取り乱す姿はあまりにも新鮮で視聴者の心を震わせた。
'14年に放送された第3シリーズ最終話では、師匠である「神原名医紹介所」所長・神原晶(岸部一徳)の手術を、目に涙を浮かべながらやり遂げた未知子。
そんな彼女を再び襲った“身近な人の命の危機”に、演じる米倉自身も心を揺さぶられたそう。
「一連の流れを内田有紀ちゃんと一緒に演じるたび、『2人は患者の病気を治すために、今までずっと一緒に闘ってきた“同志”なんだな』と再認識しました。
有紀ちゃんと私は年齢も同じだし、『ドクターX』で演じる役も心が通っている設定なので、とってもやりやすかったし、私自身の心もすごく動いて…! いつも未知子を演じるときは一定のスタンスを保っているのですが、今回は設定が設定だけに、久々に『芝居をしているな!』という感覚を覚えました。
第10話から最終話にかけて、城之内先生とはつらいシーン、心が痛むシーンがたくさんあるけど、お芝居という面ではとても充実感がありました」と米倉は万感の思いを明かす。
実は、博美は未知子の腕をもってしても、完全切除が不可能な局所進行膵がんだった。12月22日(木)の最終話では、未知子が“ある危険”を冒してまで、博美のオペに踏み切る。
ところが手術の最中、未知子の手が止まってしまう…。未知子は博美の命を救うことができるのか、最終話はどこまでも先の読めない山場が続く。
米倉はクランクアップの日も、かつてない緊迫感が漂う博美の手術シーンを撮影。精神的にハードな1日を過ごすこととなったが、達成感からか表情は晴れやか。
第4シリーズの撮影を振り返り、「やりきりました! ニューヨーク・ロケから始まって、撮影期間がすごく長く感じられたのですが、本当にたくさんの皆さんが見てくださったことが、私たちの救いとなりました。
『ドクターX』に懸ける思いや努力が報われたな、と感じています」と米倉は力強く語った。
充実感あふれる中で作り上げてきた第4シリーズ、最後に未知子が入れるメスは、希望に満ちたものか、それとも…?
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