12月20日(火)に放送されるクリスマススペシャルドラマ「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」(夜9:00-10:48フジテレビ系)に出演する、多部未華子にインタビューを敢行。自身の役どころから、クリスマスの思い出話などを聞いた。
同作は、多部演じる現実の恋には期待していない、恋愛シミュレーションゲームプランナーの莉子と、高橋一生演じる女心を全く理解できない“残念な”アプリ会社社長・黒川が出会うオリジナルラブストーリーだ。
――まず、脚本を読んだ感想をお聞かせください。
気の合わない男女2人がお互いの言い分を言い合いながら、それでもどんどん引かれていく、王道のラブコメだなと思いました。こういうラブストーリーは私も好きなんです！
――主人公の莉子を演じるに当たり、気を付けたところなどはありますか？
莉子は、恋愛したい願望はあるのに、恋愛と自分の人生や生活は別物と考えているタイプ。内心は乙女でピュアな恋愛をしたいと思っている莉子が、高橋一生さん演じる黒川に対して、初めはズケズケ言っていたのに途中で「あれ？ 好きかも？」となります。
そんな、何とも思っていなかった異性を恋愛対象として見るようになる気持ちの変わり目を、うまく表現できたらなと思って演じました。
――そんな多部さん演じる莉子は「恋愛シミュレーションゲームプランナー」という珍しい職業の役ですが、演じていてこの職業に対してどんな印象を持ちましたか？
恋愛や男性に対して女の子が求める理想に、とても明確なビジョンを持っているからこそ、恋愛ゲームのシナリオが書ける女性です。ただ、現実にいないような男性ばかりを求めているので、そこが少し危ういと思いました(笑)。
――ちなみに、多部さんなら「恋愛シミュレーションゲーム」でどんなキャラクターを作りますか？
そうですね、“隅の方ではにかむキャラ”ですね。控えめな感じだけど、たまに人の会話を聞いてはにかむキャラ(笑)。
――斬新なキャラクターですね(笑)。多部さん自身は、人間観察などはされる方ですか？
そんなにする方ではないですけど「よく人のことを見ているね」と、周りからは言われます。「何でこの人、こういう表情をしたんだろう？」とかはよく見ています。
――では、高橋一生さんとの共演はいかがでしたか？
高橋さんはリハーサルから完璧で、監督の要望にもすんなりと応えていらっしゃいました。いろいろなプランを練って現場に来ていらっしゃっていて、真面目な印象の方です。仕事はできるのに恋愛には鈍い黒川というキャラクターに、初日から見事になりきっていらっしゃいました。共演はすごく刺激的です！
――現場では、どんなお話をされていたんですか？
初日の時は、まだ空気感も分からない中で始まったので「せりふが多くて難しいですよね」みたいな話しかできませんでした。あと、高橋さんはパクチーが嫌いだって話をしていました(笑)。
高橋さんが「包丁を買いそろえてる」というお話をされていて、「料理されるんですか？」って聞かれた時に、「パクチーをふんだんに使った料理とかを作ります」と答えたんです。そうしたら、「パクチーは嫌いです」って言われてしまいました(笑)。
――今作は、“クリスマススペシャルドラマ”ということですが、多部さんのクリスマスの思い出を教えてください。
クリスマスは一年で一番好きな日です。街の華やかな雰囲気やわくわくした感じが大好きで、ハロウィンが終わったらすぐクリスマスソングを聴くほど楽しみにしています。
サンタクロースは小学5年生まで信じていました。サンタクロースに欲しいものを手紙に書いたら、私のお気に入りの便せんに思いっきり父親の字で「売り切れだったからお父さんに買ってもらって」と現実的なお返事が…。「あ、いないんだ」と悟った瞬間でしたね(笑)。今お願いするなら、2匹目の犬がほしいです！
――では、理想のクリスマスデートのシチュエーションなどはありますか？
あまり理想はないですが、強いて言うなら特別感は欲しいです。例えば、おみそ汁作っている時に何か言われる、とかよりもちゃんと計画してほしいですね。ただ、きっとそういうのを求めても私自身、大きいリアクションはできないと思うんですけど(笑)。
――最後に、'17年の意気込みをお願い致します！
'17年は、“苦労をする年”にしたいです。果敢に挑んで、「無理だよ」とは言わない！(笑)
苦労は買ってでもした方がいいと言われたので、元気なうちに時間を有効にいっぱい使おうと思っています！
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
12月20日(火)夜9:00-10:48
フジテレビ系で放送
