NHK BSプレミアムで'17年1月10日(火)から放送スタートするプレミアムよるドラマ「幕末グルメ ブシメシ!」(夜11:15-11:45)の試写会・取材会が行われ、主演の瀬戸康史の他、三吉彩花、田中圭、草刈正雄が登壇した。
本作は参勤交代で江戸に単身赴任した気の弱い武士・酒田伴四郎(瀬戸康史)が、妻・すず(三吉彩花)が荷物に忍ばせた“献立”で周囲の人の悩みを解決していくグルメドラマ。女子レスリング・吉田沙保里選手が時代劇に初出演し、草刈と対決するシーンや、毎回登場する江戸の料理も見どころとなっている。
瀬戸は「(栃木・)日光で撮影しておりまして、-3℃の中料理を作っています。とても寒いですが共演者の方たちはすてきな方たちばかりで、癒やされながら役の伴四郎という役を丁寧に作ることができています」とあいさつ。
田中も日光の寒さの洗礼を受けているようで、「僕は今回初めての日光で、初日にスタッフの方から『カイロを貼りますか?』と言われて、『いや大丈夫です』と強がっていたんですが、2日目は2枚貼り、だんだんと増えていき、今8枚貼っています」と着物での撮影を耐えている様子。
そして「現場はすごく温かくて、以前共演させていただいたときもそうだったんですが、瀬戸君が本当に嫌な顔を一つせず…だからこちらも嫌な顔ができない」と明かすと、瀬戸が「嫌じゃないから」とツッコむ場面も。
また、瀬戸と夫婦役を演じる三吉も瀬戸のことを「私も別のドラマでご一緒したときに、瀬戸さんには1個も悪いところがないとみんなで語っていて、今回も現場でずっと探していますが、嫌なところが見つからず、瀬戸さんは優しく温かく現場を作ってくれています」と人柄を絶賛した。
そんな共演者から大好評の瀬戸の意外な一面も。現在NHK Eテレで毎週月曜に放送中の「グレーテルのかまど」(夜10:00-11:00)でもお菓子作りの腕を披露している瀬戸は、「『グレーテルのかまど』をやっているせいか料理がうまいという…」と料理未経験の伴四郎を演じる苦労を語ると三吉が「ちょっといいですか?」と瀬戸からマイクを“強奪”。
「瀬戸さんは何かを言って現場が盛り上がると繰り返して言う癖があります。料理の手さばきが良くて、『もう少し雑に』という話を皆さんでしていたら『俺はできちゃうんだよね…』と(笑)。それを何回も言います(笑)」と暴露され、「悪いところあるじゃないですか」と瀬戸から反論。三吉は「面白くていいと思います」と締め、二人の“夫婦漫才”に現場は笑いに包まれた。
大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)に続いでのドラマ出演になった草刈正雄は「とにかく本当に楽しい現場です。また時代劇で30分というのは非常に面白いなと思います。面白さが凝縮されていて、視聴者も見やすいと思います」と通常1時間で放送される時代劇とは違う作りを楽しんだ様子。
また、作品の特色である江戸時代の食事について、「食べ物がおいしくて毎回楽しみです。でも一度そば屋さんのシーンで“どん兵衛”が出てきた…(笑)」と江戸から遠い未来の食べ物が出てきたことを明かした。
また、本作で時代劇初出演となる吉田選手について、瀬戸は「とても乙女だと思ました。共演シーンで僕が目を合わせると、サッでそらす様子とか。試合中の力強いまなざししか見たことなかったからかなりキュートでした。お芝居もお上手でした」と時代劇での吉田選手を絶賛した。
今回の会見では本編の他、2分と5分のミニ番組が制作されることも発表された。瀬戸、吉田選手らが登場して番組をPRする。
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