――演じられてきて、印象的なせりふはありますか?
りんかのせりふの中では、ラストのせりふが印象的です。
――ジェイクのせりふも面白いですよね。
ですよね(笑)。聞いていて恥ずかしくなっちゃいました(笑)。
――ジェイクと百合(祐真キキ)の緊迫のやりとりはいかがでしたか?
限られた空間の中で、お二人が声の表現とリズムだけでいかに観客の方を引き込むかという撮影だったのですが、私は表情も見られたので、見ているだけで楽しかったです。役者としても勉強になりますし、聞いていて、こういうラジオなら私も聞いてみたいなと思いました。
――話は変わりますが、「とと姉ちゃん」や「好きな人がいること」(フジテレビ系)など、メディアへの露出が増えたと思うのですが、ブレークの実感はありますか?
今まで、絶対に映画がやりたい!と思っていたタイプなのですが、あらためてドラマの現場に関わらせていただいて、ドラマの現場ってこんなに熱いんだ!と実感しました。
これだ!って決めたら真っすぐ進んでしまうタイプなので、いろんなことに挑戦させていただくことで、どんどん視野が広がるんだってことに気付いたので、ドラマに出演させていただいたのはとても大きかったです。
――そもそもこの業界を目指したのはなぜでしょうか?
最初はスカウトだったのですが、お仕事をさせていただくうちに、自分の世界をどんどん広げてくれる作品に出合って、それからはこんな作品を自分も作ってみたいと思うようになりました。
この作品を見たから考え方が変わった、という経験をして、私も人の視点がちょっとでも変わるような作品を作れる立場になりたいと思ってきました。それがどんどん積み重なって今があると思っています。
――ことしももう年の瀬ですが、特に印象に残った出来事やお仕事って何でしょうか?
やはりドラマに出演させていただいたことは大きいですね。映画と違って、すぐに見ていただいた方からの反応というか、反響の声が聞こえるので。
しかも、多くの方が見る作品に出演させていただけたので、「このシーンがすごく感動した!」というような声を頂く機会も増えましたし、大きく変わった一年でした。
私生活では、友達が就職し始めて、いろいろな世界でみんなが頑張っていることを知ったので、とても励みになりましたね。今23歳なのですが、私は私なりに自分の道で頑張ろうと思いました。
――それを受けて、来年の抱負をお願いします。
'16年は本当にたくさんのことに挑戦してきたので、'17年は自分が好きなこととか、こういうところに進んでみたい、というのをちょっとずつ見つけて行こうと思います。
どれか1つに決めるのではなく、こういうことができる、という引き出しを増やして、失敗を恐れず、好きなことをどんどん増やしていこうと思います。まだ固める時期ではないと思っているので、挑戦することを忘れないでいければいいですね。
――最後に「緊Q不倫速報」の見どころを教えてください。
今年は世間が騒がしいというか、慌ただしいと言いますか…(笑)。ざわついた話題がたくさんあったと思うので、そういったことを全部ひっくるめて、1年の締めくくりとしてこのドラマを見ていただきたいです。
あとはりんかがいかにしてジェイクに復讐(ふくしゅう)を果たすのか!というのを、視聴者の皆さんにもじっくりと楽しんでいただき、狂気を味わっていただければと思います!
阿部純子(あべ・じゅんこ)
1993年5月7日生まれ。大阪府出身。A型。
※'17年1月31日(火)深夜0:25~カンテレローカルでオンエアされる「大阪環状線~ひと駅ごとの愛物語 Part2」第3話に出演。
「緊Q不倫速報」
12月28日(水)夜0:20-1:20
テレビ朝日系で放送
※一部地域を除く