──TCは権威に反抗的で、患者を救うためなら手段を選ばないキャラクターですが、ご自身と似ていると思いますか？
TCのキャラクターは好きなので、「似ている」と思えればいいのですが…。やはり救命に身をささげるのは並大抵のことではないので、自分がTCのように振る舞えるかと聞かれると、難しいんじゃないかなと思います。
僕の母親はナースだし、おばの2人も医者なので、医療に携わる人が身近な存在ではありますが…。
──数ある医療ドラマの中で、「ナイトシフト」ならではだと思うところはどこですか？
この作品は、シリアスなストーリーの中にコメディーの要素も入っています。そのバランスの良さが、特長なんじゃないかな？
あとは、軍医出身のドクターが多く登場することですね。他の医療ドラマと違って、処置の仕方も独特です。戦場を経験してきたドクターだからこそできる決断がたくさん描かれているので、そこも見どころじゃないでしょうか。
──「ナイトシフト」シリーズが続いている秘訣(ひけつ)は何でしょうか？
キャラクターたちの仲の良さが、自然に出ているところだと思います。ドラマを見ている人に和気あいあいとした雰囲気を感じさせるのは、実はすごく難しいことなんです。
でもこの作品では、それがきちんと伝わっている。そこが、たくさんの人に支持してもらえる理由だと思います。
──TCを演じてきて、気を付けている点や変化を感じることはありますか？
TCは患者を第一に考えるドクターですが、その理由はTC自身の奥深くにあるんです。だから表面的な部分と心の中に抱えている部分の2つを表現できるように意識しています。
シーズン1ではそういった彼の二面性が分かりやすかったのですが、シーズン2、シーズン3と進むにつれ、どんどん複雑になっているんじゃないかな。シーズンを重ねるごとに、キャラクターは進化していかなくてはいけないと思います。
──最後に、日本の視聴者・読者へのメッセージをお願いいたします。
アイルランド出身の僕がアメリカのドラマに出て、日本人が見る…。とってもエキサイティングだよね！ 素晴らしいことだと思います。
Twitterを通しても日本のファンの方はいい反応をしてくれます。いつもありがとうございます!!
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