アンコールの拍手が会場中を包む中、今度は黒のツアーTシャツに身を包んだ植田といっせーのーせが再びステージに現れ、「アンコールどうもありがとうございます!」と感謝を込めて、1曲を裏声混じりの力感みなぎる歌声で歌い終える。
すると、突然「あっという間だったよ~本当~に~めちゃくちゃ~早かったよ~…」と即興曲で今の心境を率直に歌に載せ、語り出す。
これには観客もあっけにとられつつも拍手喝采で、植田は照れたのか「何だそれ!」って自らツッコミ、「何て喋っていいか分からないんですよ! そんなときどうするのかって?歌を歌うんですよ(笑)」と、再度照れ笑いを浮かべると、観衆は大喜び。
「本当に皆さんに対しては感謝しかないんですよ。どうもありがとうございます。2階の皆さんも、ここに足を運んでくださった1人1人の皆さんに、あらためて…マジでうれしかば~い! ありがとうございます!」と地元の言葉を添えて、誠心誠意の気持ちで感謝を口にした。
最後に「皆さんいつも応援してくれてありがとうと思っているし、私も精いっぱい応援したいなと思っているよ! 付いてきてね!」と語り、ラストソングを歌い上げ、持てる力を全て出し切る勢いで走り抜け、満員のO-EASTに“植田真梨恵ここにあり!”を印象付けて、本当のラストを迎えた。
終演後には、会場の人たちとバンドメンバーを交えて記念撮影。“2017年最初の写真”もきっちり撮り、ボリューム満点の夢のライブが終了した。
『ロンリーナイト マジックスペル』はまだ2ndアルバム(メジャー)。これから始まる植田の輝かしいアーティストライフの序章でしかなく、そのツアー初日にもかかわらず、これほどまでに全身全霊という言葉が似合うライブもないだろう。
“圧倒的に歌う歌手”に憧れてアーティストになった女性が、今は自分の圧倒的な歌声でこれほどまでに多くの観客を魅了している。
それは決して幻や妄想などではない、植田の“夢の結晶”であり、これからも彼女が見せてくれる決して醒めない夢のおかげで、1日1日がいとおしい感じられそうだ。
全国ツアーは始まったばかりなので、各地で行われる植田の“夢のパレード”に参加してそこでしか味わえない彼女の魅力を堪能しよう。
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