2月11日(土)に劇場版最新作となる「相棒-劇場版IV-」の公開を控え、2月1日(水)、8日(水)の2週にわたって放送される「相棒season15」(毎週水曜夜9:00-9:54テレビ朝日系)に“2代目相棒”神戸尊役の及川光博と、鑑識・米沢守役の六角精児が出演することが分かった。
及川が演じた杉下右京(水谷豊)の2代目相棒・神戸は、'12年3月の「相棒season10」放送終了と同時にドラマシリーズを“卒業”。
それ以来5年ぶりにドラマシリーズに登場する神戸は、警察庁長官官房付でありながら、大河内春樹首席監察官(神保悟志)からの個人的な依頼で、ある人物を調査する中、特命係が捜査する立てこもり事件と関与を持つことになる。
一方、六角が演じる鑑識の米沢は、相棒シリーズ初期から昨年3月に放送された「相棒season14」の最終話まで、相棒シリーズに欠かせない名物キャラとして出演。
「相棒season15」では警察学校の教官に就き、これまで登場シーンはなかったが、1年前のエピソードを扱う今回の第13、14話では、わが身の行く末を案じて特命係と距離を置くと決めながらも、つい手を貸してしまう鑑識時代の米沢が、おなじみの衣裳をまとって揺れ動く姿が描かれる。
第13、14話の2週連続前後編で描かれるのは1年前の事件ということで、右京の現相棒、冠城亘(反町隆史)は、まだ法務省から出向の身分。
神戸とはまだ面識がない一方、米沢とは亘が米沢をだましたという過去から確執を抱えている。そんな4人が、それぞれの立場から人質立てこもり事件に関与。
他の捜査関係者が想像すらしない、事件の背後にある組織的な闇をあぶり出していく。そこには「劇場版IV」で描かれる事件に関わる、警察組織の大物人物の影が…?
公開前、2週連続で放送されるドラマ版を見れば、劇場版もより一層楽しめること間違いなさそうだ。2月早々の“相棒ウイーク”に期待してほしい。
【2月1日(水)第13話放送/あらすじ】
ある日、冠城亘は「K」なる人物から意味深なメールを受け取る。「K」とは、元特命係の神戸尊。「君に借りが出来た」との文面を読む亘の脳裏には、1年前、まだ法務省から出向中に経験したある事件がよみがえってくる。
'16年2月、早朝。空き地で男が暴漢に襲われ倒れているのが発見される。犯人の男は車を使って逃走。たまたま警ら中のパトカーが通りかかり、すぐに緊急配備が敷かれるが、犯人は車を乗り捨てどこかに姿をくらましてしまう。
車のナンバーから犯人は、司法浪人生の真渕治(三浦英)と判明。一方、意識不明で病院に運ばれた被害者には身元を示すものがなく、氏名は不詳のままだった。
伊丹(川原和久)たち捜査員は真渕が逃げ込んだと思われる住宅街を包囲。そこにたまたま近隣で巡回カードの回収を手伝っていた杉下右京と亘が現れる。
右京はすぐさま真渕の潜伏先として1軒の住居兼町工場に目星をつける。伊丹は右京の推測に疑いを持つが、真渕のスマートフォンの位置情報が完全に一致。住人の老婦人を人質に立てこもっていることが明らかになる。
亘は巧妙に捜査本部の鑑識・米沢守から真渕のスマートフォンの番号を聞き出すことに成功。真渕は亘からの電話には出ないものの、逆に向こうからショートメールで要求を亘に伝えてくる。
人質解放の条件は、「吉井コーポレーション常務・吉井秀典の妻、聡美を連れてこい」というものだった。しかし、聡美は3週間前に死んでいたことが判明。その死について、実は神戸がある理由から秘密裏に調べていた…。
同じ頃、立てこもり事件をよそにある官僚とランチをしていた警察庁長官官房総務課長・山崎(菅原大吉)の口からも「吉井」の名前が出ていた…。
そんな中、右京と亘は、真渕がアルバイトをしていたクラウドソーシングの依頼内容の調査に着手。すでに押収されている真渕のパソコンの中身を知るため、二人連れだって米沢のもとを訪れるのだが…。
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