夜な夜な居酒屋に集っては“タラレバ話”に花を咲かせる、三十路女子3人の恋愛群像劇「東京タラレバ娘」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)。その中で主人公の倫子(吉高由里子)を慕う、後輩AD・芝田マミを演じている石川恋。'13年に発売された書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を上げて慶應大学に現役合格した話」(KADOKAWA)のカバーモデルとして脚光を浴び、その後はファッションモデル、グラビアモデルとして活躍。'15年から映画に出演し始め、今作が連ドラ初レギュラー出演となる。
――演じるマミは見た目も性格も元気ですが、心掛けていることはありますか?
とにかく元気なので、エナジードリンクを飲んでからインしてます(笑)。私はそこまでテンションが上がるタイプではないので。それから、マミちゃんはほぼ「倫子さ~ん」というセリフでシーンに登場するので、この一言を家でめちゃくちゃ練習しました。1人で犬に向かって「倫子さ〜ん」って! マミちゃんを演じている以上、現場では一番元気でいたいと思ってるんですが、吉高さんのテンションがとにかく高いので、カットが掛かるたびに負けてます(笑)。
――マミはまだ好きではない先輩の早坂(鈴木亮平)と付き合ってみたりしますが、彼女の恋愛観はどう思います?
マミちゃんは情で付き合うとか絶対にしないんですよね。ダメだと思ったら、時間がもったいないからすぐに新しい恋愛に向かう。私は多分、情に流されて付き合っちゃうタイプだと思うので、そういう考え方はちょっとうらやましいなと思います。
――では、ドラマに登場する男性陣の中でいいなと思うのは?
早坂さん! 二股の涼ちゃん(平岡祐太)と不倫の丸井さん(田中圭)は論外だし、KEY(坂口健太郎)もちょっと受け止められないかな?って。第5話から登場する映画好きの奥田さん(速水もこみち)は性格が細かくて難しそうなので、早坂さんしかいないですよ!
――その第5話ではマミの恋愛にも動きがありますが、3人娘とマミの恋愛はどうなっていくと思いますか?
どうなるんでしょうね? みんな幸せになってほしいですよね。でも、こんなに次々と男性が現れるなんて、すごいですよね。特にKEYとは絶対に知り合えない(笑)。ただ、倫子さんは仕事も恋愛ももがいているところが愛おしいので、女子会してわーわー言ってますけど、切実に幸せになってほしい! マミちゃんはどう転んでも幸せになれる気がします。見た目は原宿系ですけど、仕事に真面目で周囲を気にせずに自分を貫ける人なので、たとえ結婚しなかったとしても幸せを感じられるんじゃないかなと思います。
――もともと金髪モデルとして注目を浴びた恋ちゃんですが、今はお芝居を楽しんでいるように見えます。
そうなんです。映画の現場を経験して、お芝居との向き合い方がだいぶ変わりました。ワークショップの先生に「どんな出来事もお芝居に生かせるからツラいことも忘れるな」と言われたので、日々の気持ちを書き留めてますし、今後もお芝居のためにいろんな経験をしていきたいんです!
――経験するためには、休日も行動しないと…。
そうなんですけどね~(笑)。
――では'17年、今後の目標は?
もっとフットワークが軽くなりたいです。休みの日は本当に家から出ないし、家でも何もしないので。お料理や家事も仕事がある日の方がするんですよ。お仕事のある日に全部まとめてやって、休みの日は何もしない。でも、そのスタンスは変えなくてもいいかな? じゃあ、一人旅かな? いや、絶対しないな~(笑)。あっ!「今年の終わりに1年間頑張れたな。ちゃんとお芝居続けられたな」と思えたら、自分で自分にちょっと贅沢なご褒美を買います!
【取材・文=及川静】
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