毎週金曜夜11時15分(※一部地域を除く)に放送中の剛力彩芽主演ドラマ「女囚セブン」(テレビ朝日系)。実は冤罪(えんざい)の殺人罪で刑務所に送り込まれた謎多き京都の芸妓(げいこ)・琴音(剛力)が他の女囚たちとバトルを繰り広げる“刑務所群像コメディー”となっている。
琴音と同室で服役する女囚のひとり、津田桜子は遺産目当てで男に色仕掛けをし、殺害してきた自称「モテすぎちゃって困る」後妻業の女。無期懲役で服役中の桜子を演じる平岩紙にインタビューを敢行し、役どころについてや、現場でのエピソードなどを聞いた。
桜子のキャラクターを愛して演じています
――まずは、出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
刑務所が舞台のドラマが元々好きだったので、すごくうれしかったです。もっとおどろおどろしくて、厳しい刑務所の中でバトルがあるような物語を想像していたんですが、結構コミカルで、女子校みたいなノリで描かれていて驚きました。
ですが、実際の女子刑務所もこんな雰囲気みたいだと聞きました。2話にもあったダンス大会があったりだとか、おしゃべりできる時間もあったりして、意外でした。
――平岩さんが演じる津田桜子はどんな印象ですか?
強烈ですよね(笑)。どう演じようか、正直とても迷いました。桜子はモテたい一心でテクニックを勉強してきたんですが、一部の人にしか支持されていない。そして、モテていないのに、みんなから愛されているとか、女としての魅力があると思い込んでいる部分があります。
桜子は難しい役ですし、思いっ切りやらないと成立しない役。でも、品は大切にしたいと思って演じています。桜子を受け入れて、彼女のキャラクターを愛して演じている感じです。
血が通っている人間だから、桜子もいろいろ思うところもあると思って演じています。終身刑の身なのですが、刑務所で生きていく糧を彼女なりに作っていたり。また、静かに罪に対してざんげしている夜もあると思っています。
みんなかわいいのにどこか男勝りですね
――女性の多い現場ですが、どんな雰囲気ですか?
女囚たちはそれぞれ大変な役どころですが、皆さん覚悟を持って演じている印象です。それぞれが力を込めて(作品を)作っているので、絆も生まれて、キャストは本当に仲がいいですよ。
さっぱりとした、いわゆる“男の部活”みたいな現場ですね。皆さんかわいくて、健康とか気を付けていて、ちゃんとしているんですけど、役者をやっているからですかね?どこか男勝りというか、「どんと来い!」という人たちばかりなので、楽しいです。皆さんすてきな方々です。
――剛力さんの印象はいかがですか?
彩芽ちゃんが現場では一番静かですね。静かにみんなのことを見てくれている感じがしています。主演の責任をきちんと背負って演じていたり、現場でも佇まいが凛としていて、格好いいですよ。若いのにすごいなぁと思っちゃいます。
ダンス大会の練習は部活みたいでした
――これまでで印象的だったシーンがあれば教えてください。
全部が全部、強烈ではあるんですけれど…(笑)。
その中でも2話のダンス大会ですかね。ダンスが本当に難しくて、同じ振り付けをみんなでやらなきゃいけないんですが、とても速い振りだったんです。ダンス大会の撮影日まで、他の撮影の日でもみんなで振り付けを確認したり、本当に部活みたいでしたよ。
ダンス大会のシーンが終わると、みんなでホッとしました。
――センターで踊る役どころでしたが、ダンスは得意ですか?
全然(得意ではないです)! 劇団で踊るダンスも不思議なダンスばかりなので、キレを求められたのは初めてでした。全員で山を乗り越えたというような達成感がありましたね。37歳になっても、こういう達成感が味わえるのも、何だかいいなとうれしくなりました。
毎週金曜夜11:15-0:15
テレビ朝日系で放送
※一部地域では放送時間が異なる