岡田准一が「散り椿」で主演決定! 初共演の西島秀俊と“因縁の仲”に
主演映画「追憶」が大ヒット公開中で、国民的アイドルとしてだけでなく、演技派俳優としても注目を集めるV6・岡田准一が、木村大作監督が初めて時代劇のメガホンを取る話題作「散り椿」で主演を務めることが発表された。
本作は、「蜩ノ記」で直木賞を受賞した葉室燐の名作と言われる「散り椿」を朴訥で不器用だが、清廉に生きようとする侍たちの“凛とした生きざま”、そして愛する女性のために命を懸けて闘う、切なくも美しい愛の物語をテーマに描いた時代劇。
岡田は本作で、かつては藩を追放されるも妻の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく男・瓜生新兵衛(うりゅうしんべえ)を演じる。また、道場の四天王の一人という役柄から約3カ月にわたる殺陣の稽古にも真摯(しんし)に励み、激しく鋭い剣豪アクションに臨む。
そして、共演には「MOZU」(TBS系ほか)シリーズや放送中の「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ系)など、幅広いジャンルのドラマや映画、そしてCMにも立て続けに出演する演技派俳優・西島秀俊。
岡田演じる新兵衛と共に道場の四天王の一人で、持ち前の頭脳明晰(めいせき)さで藩主の側用人として頭角を現す榊原采女(さかきばらうねめ)を演じる。
かつての親友であり、一人の同じ女性を思い合う恋敵でもあり、藩を追われた新兵衛(岡田)とは対照的に藩で頭角を現すというキャラクターを、初共演となる岡田と静かに熱く対峙(たいじ)する。
ほか、黒木華、池松壮亮、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、麻生久美子、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二らそうそうたる俳優陣が集結し、木村大作ワールドを体現していく。
本作は、全編オールロケによる“美しい自然”と木村カメラマンによる“美しい画”、木村監督の演出と豪華俳優陣による“美しい佇まいと生きざま”が全編を通して描かれる。日本映画界に新たな歴史を刻む“美しい時代劇”が誕生しそうだ。
なお、本作は2018年全国東宝系にて公開予定。
岡田准一コメント
木村大作監督が77歳という年齢になって最高傑作を撮りたい。しかも監督が若かりし頃、近くで見てきた黒澤明監督への畏怖と挑戦という気持ちから「美しい時代劇」を撮りたいという、そんな監督の思い描く「美しい時代劇」にお声掛けいただき、こんなにうれしいことはないです。
木村監督とは「追憶」でご一緒させていただき、俳優たちが束になってかかっても、すべてを受け止めてくれる方なので今回も全力で現場に臨めたらと思っています。
監督が望んでいるものを感じ取って「探す」というよりは、お互いどういう“音”を奏でていくか?
木村監督と「セッション」していく感じで思いきりぶつかっていけたらと思っています。
初共演の西島さんは真っすぐですてきな方。そんな西島さんに対峙してどう崩していけるかが自分の中でのポイントだと考えています。時代劇ではありますが、常に新しい物を生み出したいという監督の思いが込められた本作がどういう作品になるのかとても楽しみです。
西島秀俊コメント
数々の名作を撮影してこられた木村大作監督、そして主演の岡田准一さんと今回初めてご一緒させていたたくことを大変うれしく思っています。
殺陣の稽古でお会いした時の岡田さんは、まさに侍のような佇まいてすごみがあり、とても心強い存在だと感じました。小泉堯史さんの脚本も素晴らしく、宿命を背負った侍たちの生き様か儚くも力強く描かれています。
共演者の皆さんも錚々たる方々ばかりで、非常に楽しみです。采女という役を生き切る覚悟で撮影に臨みたいと思います。
2018年全国東宝系で公開予定
(C)2018「散り椿」製作委員会