10月17日(水)に初回30分拡大スペシャルでスタートする水谷豊主演ドラマ「相棒season17」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。
シリーズ第17作となる今回は、水谷演じる特命係の係長・杉下右京と、「season14」から登場した冠城亘(反町隆史)の名コンビが4シーズン目に突入。
さらに、サイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官・青木年男(浅利陽介)が“3人目の男”として特命係に加入し、難事件を解き明かしていく。
今回、水谷のスタイリスト・斎藤真喜子氏に直撃し、2000年のシリーズ誕生以来進化し続ける本作の衣装へのこだわりをたっぷり語ってもらった。
衣装のテーマは“英国調”
――シリーズが始まる際、主人公・杉下右京の衣装を決めるポイントとなったことを教えてください。
水谷さんの衣装は、2000年6月に「土曜ワイド劇場」の単発ドラマを立ち上げる時に、プロデューサーと水谷さんで決めたと伺っています。その時に決めた衣装のテーマが「英国調」です。
そこから連続ドラマ化されるに当たり、今までサスペンダーをクリップ止め(金具)していたものを、ループ止め(ボタン)に変更したいとプロデューサーからご要望があり、より“クラシック”なスタイルに落ち着きました。
スーツのジャケットは3つボタン、サイドベンツ、パンツは2タック、シルエットはボックス型で、着丈や袖も少し長めに、サスペンダーにチーフ、というのが右京さんの基本スタイルです。白無地シャツは基本的に着ません。
というのも、刑事と言えば白シャツというイメージが強いので、あえてこだわっている部分です!
また、靴や時計も最初から「こういうスタイル」と決めていたわけではありません。衣装合わせでシーズンごとにいろいろとご提案させていただいて、水谷さんが靴はストレートチップのレースアップ、時計は四角形デザイン(長方形、トノー、正方形)を選ばれて、自然と決まっていきました。
靴はストレートチップでも、メダリオンというデザインにするなどシーズンごとに新調して、少しずつ変化を付けています。