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紗倉まな「エログロ描写の中に切なさがある…」

2016/02/28 22:12

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」の特別トークショーに登壇した紗倉まな、亜紗美(写真左から)
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」の特別トークショーに登壇した紗倉まな、亜紗美(写真左から)

2月25日よりスタートした「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」が、2月28日についにクロージングセレモニーを迎えた。

同映画祭では、今期から新たな企画「フォービデンゾーン」部門が創設され、その中の上映作品「名無しの十字架」の久保直樹監督、人気AV女優の紗倉まな、オフシアター部門作品「Dream Theatar」に出演の亜紗美が登壇した特別トークショーが開催された。

久保監督は'94年に「トラッシュ」でオフシアターグランプリを受賞後、AV監督として大ヒット企画「マジックミラー号が行く!」シリーズを生んだ鬼才で、フォービデンゾーン企画のスポンサーでもある人物だ。

開始早々、MCの塩田時敏プログラミングディレクターから「フォービデンゾーン」について電話で企画の打診があったようで、久保は「企画の提案を受けて恩返しの気持ち」で実施に至った経緯を説明。

元々報道ニュースの編集マンだった久保は、映画祭でのオフシアター受賞後に当時の審査委員から「君、才能あるから映画監督になりなよ!」と言われたことをきっかけに会社を辞めたのだが、その事を報告すると「本当に辞めたの?」と当惑されたエピソードを披露し、爆笑を誘った。

トークイベントでは、過激な“大人トーク”から紗倉が好きな映画ベスト5が発表された。紗倉はラース・フォン・トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、園子温監督の「冷たい熱帯魚」を挙げ、特に園作品に関しては「エログロ描写の中で切なさがある。ドストライクな作品」と語り、映画通の観客たちもうなずく場面も。

そして、久保がエグゼクティブプロデューサーを務める最新作「KARATE KILL」の話題になると、出演の紗倉、亜紗美がそれぞれアメリカ・ロサンゼルスでの撮影秘話や本邦初公開となる特報映像などが公開され、熱気に満ちたトークイベントとなった。

最後に久保は「映画監督として戻って来られなかったけど、オフシアターの才能のある子たちに支援していく立場になったのかな、若い子たちにチャンスをあげたい!」とゆうばり映画祭“愛”を感じる締めの言葉で拍手喝采を受けていた。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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