光宗薫が極限の演技を見せる!「会うほど怖さが増す」
MBS・TBSにて放送中の深夜ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」に出演する光宗薫にインタビューを敢行!
“原作史上最も危険”ともいわれるエピソード「洗脳くん編」で、謎の男・神堂(中村倫也)に洗脳され人生の転落の一途をたどる女性・上原まゆみを演じる光宗。
女性誌の編集者をやっていたキラキラとした女性から、神堂からの暴力などで余裕がなくなって化粧も次第にしなくなり、追い詰められていく様子を体当たりで演じ話題となっている。
――本作に出ることが決まった時の率直なご感想は?
本当にうれしかったです。母と一緒に前シーズンのドラマを見ていたので、母に「私が出るんだよ!」という話をしました。
お話も面白いですし、見た後には「何でもない日常でも幸せなんだな」ってホッとするし、そう思える作品だと思います。
――まゆみを演じる際に意識していたことは何ですか?
まゆみは私が共感できる境遇ではなくて、前もっての準備もどうしても限界があるので、最終的には現場で言われることや現場で感じることをできるだけ意識しました。本を読んでも理解とか共感ができるわけではなかったので、とにかくやれることをやり尽くそうと。
洗脳に関する本も読みましたけど、私の演じている役自体は普通のOLから洗脳されて、どんどん転落していくっていう流れだったので、そういう意味では身近に感じる部分もありましたね。
――現場の雰囲気はどんな感じでしたか?
皆さん本当に仲が良くて、私は神堂さんや上原家と関わることが多かったんですけど、本当の家族みたいな距離感でやれたので楽しかったです。
――一緒のシーンが多い中村さんの印象はいかがですか?
いろいろなシーンがあるので、どうやったらけがをしないようにできるかっていうことを一緒に考えてくださったりして、私が自分のことでいっぱいいっぱいな中、私以上に私の役を考えていろいろと心配してくださいました。
でも話を重ねていくことで、現場で(神堂役である)中村さんに会えば会うほど私の中で怖さが増してきていましたね(笑)。
――ドラマを通して視聴者に感じてほしいことは何ですか?
現代は、ネットとかSNSとかでみんなが意見を発信していていろんな人の意見をよくも悪くもすぐに取り入れられる。それで、自分の意見が何なのかが無意識に分からなくなっているというか、私の同世代の方とか若い方はそういうことになりやすい環境で育ってきていると思うんです。
自分の意見を通すことだったり、100%ではないけど自分が正しいと思うことを主張する大事さだったりを分かってない部分もあるのかなと。そういう考え方だと神堂さんみたいな人に出会った時に危ないんじゃないかなって。
柔軟性はあるけど、ここだけは譲れない大事なことがあるとか、そういうところを持ってないとまずいなって感じてもらえればと思います。
――最終回に向けて注目してほしいところはありますか?
まゆみで言うと、ビジュアルの変化がすごいです。後半は気持ち的に余裕がなくなっていくのでほとんど眉毛も書かないほど化粧してないんです。1話から見ていくとかなり違うと思います。
最終回には神堂さんもどんどん鬼の形相になっていくというか、誰か分からないくらい想像を超えるビジュアルになっているのでぜひ楽しみにしてほしいです。
MBSでは毎週日曜夜0:50-1:20
TBSでは毎週火曜夜1:28-1:58