嶽本野ばらのSNS

  • この本を書く為に生まれてきた訳ではないですがこの本を出す為に今まで生き抜いてきたのは確かです。

    「ロリータ・ファッション」が明日発売なのですが非常にソワソワしています。 発売より1日先に届く著者特権発売日 2024…

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  • 嶽本野ばらNEWS

    新刊発売情報などの告知です。様々な情報が解禁になり次第、追ってこの頁を更新していきます。(2024年4月17日更新) …

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  • ルームシューズ

    10、11、12日が連休だと知らず北出菜奈のLOVELESSがあるしと東京でのお仕事を入れたはいいもののホテルがとれな…

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  • こんにちはアルルカン

    『三田文學』冬号No.156に 『こんにちはアルルカン』という短編を掲載して頂いています。 前回の寄稿がNo.153な…

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  • 2024年前半星占い

    2024年前半と全体運 去年、水瓶座に♒️240年ぶりに冥王星が入り今年の後半再び、冥王星✨の援護を受けるとそこから…

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  • 谷崎様は踏まれたい

    今年も終わりかー! 休息の為にブログを書いています。 今月は昨日まで延々と修羅場でした。 トレッキングもやれてない。読…

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  • クリスマス文書

    来年に出す本の校正が出てきて著者校をする日々にようやく区切りがつき、他にもやることはあるのですが明日は少し休もうかな。…

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  • 本に就いて

    ラクマの発送を終えました。品番の紙や宅配用の段ボールに一杯、ラクガキをしました。 いつものことです。 購入してくれた人…

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  • 嶽本野ばら ラクマ秋 ビョーンコレクションのお知らせ

    性懲りもなく、秋のラクマを準備中です。 今回は、嶽本野ばら 2023 Autumn ビョーンコレクション このコレク…

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  • スポーツの日

    近代文学の芳香から抜け出せないので未だ昔の小説ばかし読んでしまいます。 でも機会あらば、若い人——というか新人作家のも…

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  • 身体は大事

    最近、トレッキングというものにハマっていてつまりは歩くだけなのですが最低でも2時間くらいは歩くので汗、びっしょりこれも…

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  • ファンレターに就いて

    お手紙を頂きました。 ファンレターとして僕の元に転送されてくるそれは何時もかなりの量あり、深刻な内容のものが多いです。…

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  • 二股はよくない

    『ハピネス』映画化の情報開示は驚かれたろうと思いますが書いた僕が一番、何故に? なのでお互いさまということで。 映画…

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  • 京都観光

    近頃、寺院によく詣でます。神社は好きであちこち行っていたのですが、寺院は辛気臭く、趣味ではなかった。やはり歳をとるとお…

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  • はーばーらいと 吉本ばなな

    つばさは幼馴染みのひばりから連絡を受ける。ひばりは現在、カルトの共同体で暮らしている。助け出して欲しい――つばさは彼女…

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この本を書く為に生まれてきた訳ではないですがこの本を出す為に今まで生き抜いてきたのは確かです。
2024/04/11 17:10アメブロ

「ロリータ・ファッション」が明日発売なのですが非常にソワソワしています。 発売より1日先に届く著者特権発売日 2024/04/12判型 四六判変形 ISBN 978-4-336-07610-6定価 3,740円 (本体価格3,400円) 本を出すことはもう慣れてるし発売日に特別な感情を持つことはないのですが 今回は、手汗が出ます。 売れるかな・・・評価されるかなそういう不安や緊張でない。 繰り返しになるけどこの本に僕は自分の全てを封入したからだと思います。 厚み約36mm,小口にストライプとリボン非常に分厚いですのでエコバッグ持参のこと 最近、映画も絡み最後に一言とか、言い残しがあればとか聞き手の方に投げられる機会が多いのですが 宣伝するつもりでなく 「ロリータ・ファッション」読んで下さい。これに全部書いてあります と言ってしまいます。 色糸かがり製本という贅沢な綴じ方をしています かつて「それいぬ」のあとがきに きっと僕達はここまで止まりです。 と記しました。 四半世紀が経つ今、僕はまた同じ文言を貴方に捧げます。 きっと僕達はここまで止まりです。違う者になぞなれはしないのですから。 ロリータのお洋服が好きな人だけに向けて書いた本ではありません。 違う自分になぞ望もうがなれ続きをみる

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嶽本野ばらNEWS
2024/03/19 21:27アメブロ

新刊発売情報などの告知です。様々な情報が解禁になり次第、追ってこの頁を更新していきます。(2024年4月17日更新) 『ロリータ・ファッション』 国書刊行会・刊2024年4月12日発売 発売されました! *運送事情で若干書店に並ぶ日が遅れる地域があります。ご了承ください。 ISBN 978-4-336-07610-63740円(税込)https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336076106/ WEBマガジン『花形文化通信』に連載していた被服に関するエッセイに訂正と加筆を加え第2章としてロリータ・ファッションの歴史を総括する書き下ろしのロングエッセイを収録しました。Vivienne Westwoodに就いても詳細に記してあります。 本としては高いと思います。 しかし、読んで下さい。この本は僕の遺書と受け取って貰って構いません。 これだけは、買っておいて下さい。 高価な分、手の込んだ装丁を施してあります。 第1章はWEBで読めるからいいやと、躊躇われるかもしれませんが 本書は偏向的ながらファッションの歴史を網羅する学術書としても機能いたします。 WEB版から更に資料を集めより正確な情報を更新しています。 参考資料になさる場合、WEB版のみ参照だととんだ赤っ恥をお掻きになります。面倒でも、本書をあたって下さい。 僕の最後の大仕事です。 お洋服に命を捧げお洋服のことしか書いてこなかった作家の全てがここに詰まっています。 嶽本野ばらに拠る嶽本野ばら論――そして貴方に渡す最後の聖典。 それがこの本です。 装丁がヤバいんです手に取れはこの贅沢が解る ステッカー配布店舗があります。 『ロリータ・ファッション』購読者特典限定配布のお知らせ|最新ニュース|国書刊行会『ロリータ・ファッション』(嶽本野ばら 著)の刊行を記念して、本書を以下の書店にて購入いただきました方に「特典ステッカー」を進呈いたします。数に限りがありますので、どうぞお早めにお求めください。◆配布予定書店(※書店は今後随時追加予定です)...www.kokusho.co.jp ロリータ・ファッションAmazon(アマゾン) 『ロリータ・ファッション』サイン会 2024年4月27日(土)14:00~ジュンク堂書店池袋本店 9F イベントスペース 予約方法定員に達した為整理券配布は終了しました。ごめんなさい(2024年4月1日) 詳細はhttps://honto.jp/store/news/detail_041000091544.html?shgcd=HB300 『ユリイカ5月号嶽本野ばら特集』青土社・刊2024年4月26発売予定 ISBN 978-4-7917-0447-71760円(税込) 孤高に維持し続ける永遠の異端児――「乙女のカリスマ」――嶽本野ばらの真っ直ぐな言葉を捉える大特集。らしいです。 参加者が豪華‼️表紙、RU続きをみる

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ルームシューズ
2024/02/13 23:13アメブロ

10、11、12日が連休だと知らず北出菜奈のLOVELESSがあるしと東京でのお仕事を入れたはいいもののホテルがとれない! 結局、新宿のカプセルホテルにステイすることにしたのですが宿泊客も従業員も外国の人ばかりで歌舞伎町のカプセル、一歩入ればNY状態でした。 ロッカーに入らない荷物を置くカオティックなスペース 最近は女子用のフロアを備えたカプセルもあるので強くオススメしたい。 ルームシューズを携えばカフセルはラグジュアリーです! 僕は旅行には必ずATSUKI ONISHIのルームシューズを持っていきます。しかしこれがここまでカプセルで活躍すると思いませんでした。 カプセルって寝るスペースの狭さよかカプセルのある部屋と荷物を入れるロッカー更には大浴場とが別の階にあるので移動するのが面倒なのです。 これがATSUKI ONISHIのルームシューズだ! そして大抵の人は用意された浴衣を着て移動中は裸足、なのね。 裸足で廊下を歩き裸足でエスカレーターに乗るので、寒いし心許ないしなんかすごーく惨めな気持ちになる。 でも僕はATSUKI ONISHIのルームシューズで移動するので床に素足を付けなくていい。 こうなるとビジネスホテルよか大きな浴場で何時でも温泉旅行気分、パウダールームも結構充実の広さと設備だし家にいる時よりゆったりスキンケアもやれて超、楽しいのです。 ラウンジでくつろいでみるポーチはLOVETOXIC ラウンジに行くとパソコンで作業出来るスペースもあるし、備えられた漫画をソファに寝そべり読んでる人もいれば、談話に夢中になっている海外観光客もおられます。 そういえば海外の人って、基本、銭湯が苦手なんですよね。他人と同じ湯船に入るのに抵抗があるらしい。 従い海外の人達は大浴場を堪能なさらない。コインシャワーはないし彼等は、お風呂、どうしておられるのでしょう? 用意された浴衣を着てカプセル内で自撮りする という訳で仕事は大した時間拘束があるものではなかったのでLOVELESSのライブの後、お風呂、スキンケア、カプセルの中、ワイヤレスフォンで音楽聴き続きをみる

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こんにちはアルルカン
2024/01/24 21:17アメブロ

『三田文學』冬号No.156に 『こんにちはアルルカン』という短編を掲載して頂いています。 前回の寄稿がNo.153なので約8カ月ぶりの寄稿ですがこれでも再登板のスパンは異常に短いそうです。 三田文學156号 特集 瀧口修造mitabungaku.jp 『三田文學』2024年冬季号(156号)のご紹介|慶應義塾大学出版会 Keio University Pressこんにちは!編集部員Aです。能登地方の大地震被害に遭われた方々、現地にお知り合いのいらっしゃる方々にお見舞い申し上げます。 1月12日より『三田文學』2024年冬季号(156号)が発売されました。 ① 今号のラインナップご紹介 今号のラインナップをご紹介いたします。 ◆小説 こんにちはアルルカン 嶽本野ばら 母は、ははは 岳真也 背に乗る者と草原…note.com 三田文学 2024年 02 月号 [雑誌]Amazon(アマゾン) 昨年、上京の折、編集長と担当さんにお逢い出来た。 季刊の辛いところですとおっしゃっていた。 学者肌を感じさせる編集長。品のある佇まいが印象的な人でした。 私のような年寄りの男が読んでも嶽本さんの作品は刺激的ですといわれ、嬉しかったです。 タイトルは氷室冴子の『さようならアルルカン』をもじって、います。 当然、氷室冴子が作品の根幹に関わっています。 最近松尾大社に行きました 僕は今、氷室冴子の再評価を切望しています。 吉屋信子から始まる少女小説のタスキ、僕は敢えてこの先、遺された作家人生を少女小説に捧げるを決意します。 松尾大社の辺りをぶらっついていると結構、お猿さんに出逢います 『こんにちはアルルカン』はですから少女小説です。 No.156には織田作之助青春賞石澤遥さんの『とんぼ』が掲載されていました。 一見、梶井基次郎を想起させる作品。しかしこの作品に梶井のロマンチシズムナルチシズムは継承されていない。 あるのはロマンチシズムやナルチシズムとは反対の自己を肯定出来ない何者とも定義出来ない不安、自信のなさ。 これは、石澤遥さんの『とんぼ』に限らずNo.153に掲載されていた三田文學新人賞鳥山まことさんの『あるもの』にも通じる。 鳥山まことさんの作品は自分にしか観えないものを主題にした敢えて類似を挙げれば安部公房――な佳作でした。 こちらは自己を肯定出来ない――ことを当然のよう開き直っておられるのだけど。 新しい世代の作家にとっては自分が何者か解らない自己陶酔なんて出来る筈もないというのが深層に根付いているのでせう。 髪を上でお団子にしてみました 『とんぼ』は三人称を用い『あるもの』は一人称を用いているけどもかつて近代文続きをみる

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2024年前半星占い
2024/01/07 22:09アメブロ

2024年前半と全体運 去年、水瓶座に♒️240年ぶりに冥王星が入り今年の後半再び、冥王星✨の援護を受けるとそこから本格的に「風の時代」が始まります かつてフランス革命や産業革命が起こったのも「風の時代」 精神の自由知性、価値観の変動「風の時代」はこれから100年続くとも200年続くともいわれています 変な服を着てる👗変な本ばっか読んでる📕から近寄りがたいアイツはヤバいと世間から疎まれることが多かった貴方の自分で考え自分で選び取る能力が世の愚民共を先導するターンに入りました 「風の時代」に呼応しない星座の方も「風の時代」の精神性を持つことで自らの欠点を長所に盾を矛に出来る筈です 周囲の眼を気にせず貴方が思う貴方でいることが「風の時代」を勝ち抜く方法 さぁもう一度「それいぬ」を読みませう📕 それいぬ正しい乙女になるために (文春文庫PLUS)Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT} 1月 新作短編小説が雑誌に発表さたりコミック版「ハピネス」第2話がアップされたりして今月中盤は貴方にとって嬉しい知らせが続々充実したノバラーライフが送れることでしょう後半は野ばらちゃんのお誕生日もありますこの日は雪が降るでしょう ラッキーアイテムカレー 2月と3月 早ければ2月、遅くとも3月野ばらちゃんの新刊が発売📕野ばらちゃんのライフワークここに集約――というべき重要な書籍が発売されますこれを読まずしてノバラーと称するなかれの最重要作品です初版を買うべきお金は貯めておきましょうサイン会などもあるかもしれません ラッキーアイテムカレー 4月 現在、決まっているのは去年の12月から連載中のコミック版「ハピネス」いよいよ最終展開ということくらいですが5月の映画公開を受け何かとお知らせの多い月になるかもしれませんXなどSNSでのチェックを続きをみる

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谷崎様は踏まれたい
2023/12/27 22:06アメブロ

今年も終わりかー! 休息の為にブログを書いています。 今月は昨日まで延々と修羅場でした。 トレッキングもやれてない。読書も出来ない。でも『かぐや様は告らせたい』は全巻、読みました。 号泣!!!!! スマホみたら勝手にまとめられていた最近はipadとかもすぐ勝手にまとめてきますよね 自分の作品に関しては とある50枚ほどの短編を7月に脱稿。 そのサブストーリーを25枚ほどで書きたくなり8月末に脱稿。 それで終了させるつもりだったのですが何故か続きが浮かんできてしまい 蛇足だろういらないよねと思いつつ書いたら150枚くらいいってしまい(汗) もう3作をひとまとめに作り替えるしかないと合併、計220枚くらいを作ってしまいました。 泣きながらついポチってしまうファン心理でアクリルフィギュア左は大掃除で出てきたBABYのロゼッタ プリントアウトし推敲しつつ、思う。 あー、僕はこの人の小説、好きだなぁ! 昔の作品もそうなのですが自分の作品は読むと必ず泣きます。 今回の新作は心が洗われるような爽快を伴う涙が溢れました。 そして、そうか、この読後感が必要だから最終章を書かねばならなかったのだと納得しました。 推敲はちまちました作業。頭を使いますが 完成した作品そのものを一気読み出来る快楽があるのでこの作業中が一番、幸せなのかも、とも思う。 だって、まだ僕しか読んでない。 ブサとジェジェ、三田文學著者校の一部ここ数年は写真を撮ってメールに添付どう直すかメッセージと共に送ります。もうFAXとか使わないしスキャンは時間掛かり過ぎるし マウントかけるようで申し訳ないですが 貴方より先に編集者も含め誰よりも先に僕は僕の作品を読めます。 年末年始は更なる推敲という名目でこれを何度も読み、心を満たそう。 書くことが好きとか認めて欲しいとか各自、いろいろあると思います。 でも一番大事なのは自分の作品が好き!ということのような気がします。 今年の『三田文學』春号に発表した「ブサとジェジェ」以来、少し作風が変わりました。 元に戻ったともいえるのですが 老境の作家にしか書けぬであろう迷いのなさが、ある気がします。 ですので「ブサとジェジェ」以降を僕は“まとめ期”と名付けます。 “まとめ期”の作品は“まとめ”なので嶽本野ばら作品を続きをみる

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クリスマス文書
2023/12/23 20:30アメブロ

来年に出す本の校正が出てきて著者校をする日々にようやく区切りがつき、他にもやることはあるのですが明日は少し休もうかな。 校正の時は300枚ならば300枚、何処で改行して何処に句読点があってが頭の中にほぼ80%くらいトレースされます。 異常な能力ではなく将棋や碁の棋士達が対局時、盤面の手順を記憶してしまうのと同じで、慣れれば出来ます。 でも長時間保つのは大変なので疲れるのは疲れます。 春くらいに出版されると思っていたら2月か3月に出るらしいです。 国書刊行会、恐るべし(笑)。 11月の打ち合わせの際、担当さんがレジュメを持って、やってきました。 開口一番、 この本は野ばらさんの集大成ともいえるエッセイ集です。だから、国書としては野ばらさんのコアな読者しか読まなくていいと思っています。拠って、大勢の人に向かい宣伝することは避け、野ばらさんの読者にだけ届くよう、頑張ります。 そんなんじゃお互い、困る筈というと、 うちは国書刊行会なので という。 そして、 そのかわり、装丁はヤバいくらいに凝ります。今、考案中の装丁を出来る印刷所を探している最中です。大手では出来ない地味だけど玄人受けするあり得ない装丁をします とも、いう。 愛され過ぎていて少し、恐いです。 うちの読者は変だし数も少ないし、これでもいいのでしょう。 定期的にくれるのだけど、私は貴方の本をまだ一冊しか読んでないというものや 貴方のおかげで癌手術に成功しました、ありがとうございますというものや 様々な手紙が僕の許には届きます。 もう少し、読めよと思ったり、癌は治せないのだけどと思ったりしますが僕という存在で支えになるならと、納得することにしています。 子供の時に読んだ『銀河鉄道の夜』の一節が今でも僕は好きです。 めいめいが自分の神様が本当の神様だというだろう。けれどもお互い本当の神様を信じる人達のしたことでも涙がこぼれるだろう。 よく、小学校での国語の授業の話題が出ますよね。 この時、作者は何を思ったでしょう? 大人になった僕達は訳知り顔で答えます。 それに答えなんてない。読んだ私がどう思ったか続きをみる

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本に就いて
2023/11/02 21:45アメブロ

ラクマの発送を終えました。品番の紙や宅配用の段ボールに一杯、ラクガキをしました。 いつものことです。 購入してくれた人と取引中は、いわばDMのやり取りが出来るみたくなるのでそれも楽しいです。 たくさん、メッセージをくれる人もあれば何もくれない人もいます。 だからといってラクガキやらメッセージを増やす、減らすようなことはいたしません。 自分のその時のテンションや勘で多くしたり短くしたりです。 緊張してメッセージを書けない人もいるだろうし。 最近はサイン会が出来ない状況でしたが、僕の前に出てきて喋れなくなる。眼すら合わせられずただ、震えるばかり……そんな読者の人と沢山、逢ってきました。 神聖化する余り、逢うのは畏れ多いので行けないのですというお手紙も多く貰います。 多分、手紙すら書けない人もいるのではないでしょうか。 眼の前にして何もいえなくなってしまう人に対してはただ、手を握ります。嫌がろうと、無理矢理、握り締めます。 今、君と逢っているのだよというのを伝える為に。そしてまだもう少し生きていようねと納得させる為に。 本を執筆する仕事をしていて良かったと思います。 求めるなら求める分だけ本は読む人に寄り添うことがやれます。 いかなる時でもページを開けば会話が出来ます。 僕自身、子供の頃からそうやって作者と会話してきました。 ここ数年は続きをみる

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嶽本野ばら ラクマ秋 ビョーンコレクションのお知らせ
2023/10/28 22:25アメブロ

性懲りもなく、秋のラクマを準備中です。 今回は、嶽本野ばら 2023 Autumn ビョーンコレクション このコレクションのそもそもは⚫︎京都のイオンに期間限定でIKEAのポップアップ店がオープンしたので行ってみた。 ⚫︎なんと、整理券が出て1時間〜2時間待ち!でも1000円以上買うと、IKEAのデカいショッパーMが貰えるので整理券を貰う。 ⚫︎特に買うものもないけどと、思いつつビョーンくん人形達と眼が合う。カスタムしてまたラクマで使おうと、ビョーンくんを爆買い。 ビョーンくん自体は安いので、当初、ビョーンくんは秋物のお洋服を売る時におまけでつけるつもりでした。 しかし!!! ⚫︎鼻に安全ピン、耳にトンネル、胸にNのスタンプを施しパンクスになったビョーンを生産し、ポゴダンスを踊らせ一人遊びしていると、面白くなってしまい昔、出したドロワーズのCDに合わせ、ポゴダンスをするビョーンくんのYouTubeショートを作り公開。 IKEA #shorsIKEAのビョーンくんに安全ピンの鼻ピアス耳にトンネルを施しパンクスにしました。パンクスになったビョーンくん達は毎夜、ライブハウスでポゴっておられます。#IKEA #ビョーンくん #嶽本野ばら #shorts Misic by Drawers「ばにーそんぐ」www.youtube.com ⚫︎それが気に入ってしまい、本格的に1曲分のP Vを作る妙な創作意欲が湧いてしまう。どんぐりブレスレットを冠として被るギターのシド・ビョーンフリルをあしらった襟にアイパッチというニューロマンティックなルックスのボーカリスト、ジョニー・ビョーン誕生。彼等にIKEARSというパンクバンドを組ませ、C B G Bでライブをしている映像を3日掛け、撮影、編集。制作。 嶽本野ばら ビョーンくんPVIKEAのビョーンくんに安全ピンの鼻ピアス耳にトンネルを施しパンクスにしました。パンクスになったビョーンくん達は毎夜、ライブハウスでポゴっておられます。出演:ジョニー・ビョーン(vo)、シド・ビョーン(gt)   モブなビョーンくん2人Music by Drawers「ばにーそんぐ」#IKEA #ビョーンくん #...www.youtube.com 続きをみる

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スポーツの日
2023/10/09 21:01アメブロ

近代文学の芳香から抜け出せないので未だ昔の小説ばかし読んでしまいます。 でも機会あらば、若い人——というか新人作家のものを読むように心掛けています。 もう僕も現役といい難いので新しい人達が書くものを知っておきたい出来れば推したいと思う気持ちが、結構、前から生まれていました。 今回の『新潮』新人賞、伊良刹那さんの「海を覗く」 三島由紀夫そのものですが書き方は、三島由紀夫より上手いです。三島は文章は上手いですが小説はそんなに上手くないです。 三島を知らない世代の才能が三島に対して能動的に影響を受ける。面白い現象です。 この若い才能と共の受賞だったので赤松りかこさん「シャーマンと爆弾男」は影が薄くなってしまうでしょうがこちらには大江健三郎が開拓した現代文学を更に発展させていく意志があります。 その人にとっての核(コア)、アイデンティティとは何か?を問う問題の先にあるそれらがなくとも人は生きているという量子力学的なテーマ。 文学の世界もまだ捨てたものじゃないですね。 新しい人達の作品を読みキャリアのある作家は後回しにしょうと考えつつ、でも、先月は、大長老、蓮實重彦「午後の朝鮮薊」に眼を通してしまいました。 いやー、ワロタ。87歳にもなって何を書いてるんだ、このジジイ。只のエロ小説じゃん。 でも新人では書けぬというか、大ベテラ続きをみる

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身体は大事
2023/09/12 21:31アメブロ

最近、トレッキングというものにハマっていてつまりは歩くだけなのですが最低でも2時間くらいは歩くので汗、びっしょりこれもれっきとしたスポーツなのです。 野ばらちゃんがスポーツ……とお笑い下さるな。嫌いなのだけど、嫌いなのはスポーツは大抵、勝ち負けがあるからのようで子供の頃からマラソンは好きだったしトレッキングになればもう一人で淡々と歩くのみこれ、楽しいのです。 毎日のメニューコースは待ち伏せされると困るので教えないですがこの前は、比叡山でトレッキングしてきました。 このコース↓https://www.hieizan.gr.jp/recommended/hiking-d 行者道を延暦寺観光も含むと三時間くらい歩いたのかな? このところ、寺巡りのインスタばっかあげてますが京都の名寺は大体、山の麓にあるのでこれもトレッキングを続きをみる

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ファンレターに就いて
2023/08/24 18:22アメブロ

お手紙を頂きました。 ファンレターとして僕の元に転送されてくるそれは何時もかなりの量あり、深刻な内容のものが多いです。 僕は作家ですから、貴方に手紙を返すことはほぼ、ありません。 でも僕宛に送って貰ったものは全て読ませて頂いてます。 時間が掛かる場合もありますが……。 こんなの送ってしまって迷惑……とか、思わなくて大丈夫です。 神様は残虐な死刑囚が執行の間際、やっぱり助けて下さいよ祈ったとてお怒りにならぬでしょう? ちゃんと彼に最低限の平穏を与えられます。 否、僕を神様として扱い給えというのではなく…… 僕のことは貴方のゴミ捨て場だと思って欲しいのです。 捨てる場所のないゴミでも捨てずにおけば貴方自身が疲労し腐ります。僕はゴミの処理に慣れていてゴミがわりと好きです。 作品を読んで貰うということは読んでくれた貴方のそのゴミを引き受けることだと僕は最初から思っていま続きをみる

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二股はよくない
2023/08/07 22:27アメブロ

『ハピネス』映画化の情報開示は驚かれたろうと思いますが書いた僕が一番、何故に? なのでお互いさまということで。 映画『ハピネス』 | 2024年全国公開注目の若手俳優、窪塚愛流と蒔田彩珠のW主演で嶽本野ばらの原作小説「ハピネス」を映画化。自分らしく生きることの大切さを描いた青春ラブストーリー。2024年全国公開happiness-movie.jp それより、また文楽を観に行きました。 『妹背山婦女庭訓』今回の四段目入鹿誅伐の段、まで通すのは国立文楽劇場創設以来、初めてなのですって!堂々の完結編! しかし、こんな非道な話はないです。 まだ観る前なので無邪気に自撮りしている 藤原鎌足達が蘇我入鹿を倒す物語だけど鎌足の息子の求馬、こいつが非道い。酒屋の娘のお三輪と入鹿の妹の橘姫、二股かけやがんの。 で、敵の妹と知ってしまうけどやっぱ橘姫が好き!と結婚することにするんだが、じゃ、お三輪はどうなる?ってことですよ。 端的にいうと捨てられるんですよ。 求馬への想い断ち切れず入鹿の家を訪ねると、祝言の仕度で官女達はてんやわんや。 お三輪の境遇を知った彼女達はひと目でいいから求馬に逢いたいというお三輪を面白がって、歌や踊りを振る舞えば逢わせてやるとか意地の悪いことをいう。 それに従うお三輪。でも逢わせて貰えなくて、最終的に、 会場に飾ってあったお三輪さんの人形 嫉妬した女の生き血があれば入鹿の正気を失わせるが可能を知っていた鎌足の家来の金輪五郎に刀で刺されてしまうのです。 何故、私を……と問うお三輪に、金輪五郎は事情を説明し、お三輪は、身分違いの恋だったかでも想い人の役に立てたのなら嬉しいといって死んでいくんですが……。 こんなの、駄目じゃん!!絶対に駄目!! だって、こ続きをみる

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京都観光
2023/07/12 21:05アメブロ

近頃、寺院によく詣でます。神社は好きであちこち行っていたのですが、寺院は辛気臭く、趣味ではなかった。やはり歳をとるとお寺も気になってくるんでしょうか? 京都で生まれ育ってまた京都に住み始めたのに京都のお寺、殆どちゃんと知らない。 なので、隙あらば観光してみようかなと。 不思議なことに観光をすると歌が詠みたくなります。 和歌って、旅の思い出を詠んでるだけじゃん!と若い頃は思っていたのですが、観光すると歌が詠みたくなることが判明。 なので歌も詠んでます。下手で適当ですが……。 平等院、インスタに載せてない別カ続きをみる

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はーばーらいと 吉本ばなな
2023/06/27 23:20アメブロ

つばさは幼馴染みのひばりから連絡を受ける。ひばりは現在、カルトの共同体で暮らしている。助け出して欲しい――つばさは彼女に逢いに行く――。 冒頭からの余りの美しさに戸惑いつつも、突如、気付く。 ひばりの世界は死の暗喩――メタファーであり、つばさの世界は生の暗喩――であると。 どちらが邪で正しい訳ではない。 コインの表裏のようなもので合う、合わないがあるだけなのでしょう。 只、ひばりは今、自分がいる世界に違和感を憶えている。だから、つばさがいた世界に帰ろうとした――。 違和感が無感覚にならない寸前に。 想えば、ばななさんは死と生の隣り合わせを描き続けてきた。 そして、合う、合わないの差しかないと了解した上で、死ではなく生に向かうことにする自分の衝動を、文章にしてきた。 そういう意味で僕とは対照的。 苦しいくらいのテンションの言葉が紡ぐ物語の美しさの正体は、過酷な環境で生きる為、虫さえ食べる性能を身に付けてしまった食中植物のフォルムの在り方と同様かもしれないです。 死と生といえば語り過ぎといわれるかもですが、ハイジはアルプスの山が恋しく、クララとの都会暮らしに申し分はないものの病気になりアルプスに戻るではないですか。 合う、合わないは、あるんです。 どっちでも生き延びる図々しさもあるけど、そういう人には小説なんて必要ない気がします。 『はーばーらいと』はどっちの世界でも生きられる強かさや粗暴の讃歌ではない。 登場する者達は、生を選ぶのだとしたら死を――世界の半分を失う究極の覚悟でそれを持つ。 つまり特攻の覚悟は死へ向かう者だけの専売特許ではないのです。 生きる覚悟をした者も同じく特攻で、それを背負う。 もしかすると生きる覚悟の方が困難なのかもしれない。 濃度が異続きをみる

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