漁火のゆくえ じいの背中とボクの夢の放送内容一覧
漁火のゆくえ じいの背中とボクの夢
2020年5月30日 TSS
“漁師の島”として知られる、呉市の豊島(とよしま)。消費者の魚離れ、続く不漁、後継者不足…。漁業をめぐる厳しい現実の中、あえてこの島に飛び込み、漁師になる夢を抱く青年がいる。北瀬孝太(きたせ・こうた)くん、18歳。祖父母が住み、父が出て行った豊島。小学生の時に、漁をする祖父の姿をみて憧れ、将来の進路として“漁師”をイメージした。「この島をなんとかしないといけない」。広島市内の高校を卒業した今春、島に移って夢への一歩を踏み出した。今は祖父と一緒に船に乗り、ひたすら漁師の修行に励む毎日。祖父は、後継者ができることに期待を抱く反面、厳しい漁業の将来を孫に託すことに不安を感じている。老漁師と青年の葛藤を通して、瀬戸内の漁師町の“いま”を見つめる。