<おちょやん>杉咲花&井川遥の“二人芝居”に視聴者「グッと来た!」井川の“美しさ”にも注目集まる
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。12月15日に放送された第12回では、人生の岐路に立たされた千代(杉咲)が女優・高城百合子(井川遥)と運命の再会を果たした。今後、千代の人生を大きく動かす原点ともなりそうな千代と百合子の“二人芝居”に、視聴者の注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)
ボロボロになった台本で…
“大阪のおかあさん”として人気を誇った名女優・浪花千栄子をモデルに、その波瀾万丈の人生を人情味たっぷりに描く「おちょやん」。奉公に出された千代は芝居茶屋「岡安」で8年勤め上げ、第3週(12月14日[月]~12月18日[金])「うちのやりたいことて、なんやろ」では、年季(奉公の期限)が明けたその後が描かれる。
第12回、千代は芝居小屋を逃げ出した百合子をかくまい、岡安の二階へと連れてきた。千代にとっては、8年前に芝居小屋の舞台上で「人形の家」を演じる百合子を見て以来の“再会”だった。
その百合子が、どうやら悩みを抱えているらしい。事情は知らない千代だったが、なんとか百合子を励まそうと「人形の家」のセリフを口にした。
「私は、ただ、しようと思うことは、是非しなくちゃならないと思っているばかりです」。千代はボロボロになった「人形の家」の台本を持ち出し、百合子に見せた。
台本を見て、百合子の脳裏にも記憶がよみがえってきた。「私には、神聖な義務がほかにもあります」「どんな義務というのだ」「私自身に対する義務ですよ」…。台本を諳(そら)んじるほどに読み込んできた千代と、かつて「人形の家」の主演を務めた女優・高城百合子による“二人芝居”が、岡安の二階座敷で繰り広げられた。