素の小栗旬が出ていたと思います(笑)
――現場では賀来さんのほかにも先輩方がたくさんいらしたと思うのですが、岡田さんは皆さんの姿を見て学んだことはありましたか?
岡田「セリフをどう言うべきかは、今よりも分かっていなかったので、全てにおいて勉強になりました。賀来さんはもちろん、ほかの先輩方の姿を見ていて、そのときは「すごいな」の一言で終わらせてしまったんですけど、「作品はこういうふうに作っていくんだ」というのが目の当たりにできて、すごくよかったなと思いました」
賀来「この現場でそう思ったの?(笑)」
岡田「はい! 皆さんが演じられているときの熱意ある姿を見て、演じるとはこういうことなんだと思いました」
賀来「本当にマジメだね(笑)。僕の若いころはマジメじゃなかったので、すばらしいと思います(笑)」
――福田監督の作品は自由度があるというか、アドリブがガンガン飛び交う現場だと聞いています。今回の現場で一番テンション高く、飛ばしているなと感じた人は誰ですか?
賀来「(曹操役の)小栗旬くんが楽しそうでした。女の子に囲まれているシーンでは、素の小栗旬が出ていたと思います(笑)」
岡田「僕は賀来さんですね」
賀来「そう? 今回はかなりマジメにやった気がするんだけど(笑)」
岡田「『ジャスト、ナウ!』のところがすごかったです(笑)。僕はその場にいなかったので、完成した作品を見て、あのシーンはこうなったんだと思わず笑ってしまいました(笑)」
――賀来さんは完成した作品を見て、思わず笑ってしまったシーンはありましたか?
賀来「もちろん全体的に面白かったんですけど、僕的にはエンドロールが一番笑いましたね。あまりも豪華なキャストで、『なんだこれ』と思ってしまいました(笑)。
よくこんなすごい人たちがこの映画に出たなと思ったし、それと同時に『福田さん、やったね!』と思って感動しました。福田さんは何年も前から『新解釈・三國志』の企画を考えていて、『こういうキャストでやりたいんだよ』というのは聞いていたので、それがそのまま実現できて、本当にすごいなと思いました」