杏「自分は、今、どのあたりなんだろう?なんて考えながら…」ドラマ『おもひでぽろぽろ』の見どころを語る!
1月9日に放送されるスペシャルドラマ「おもひでぽろぽろ」(夜9:00-10:30、NHK BSプレミアム)に出演する杏が作品への印象などのコメントを寄せた。同作は、岡本螢・刀根夕子による同名漫画を実写ドラマ化。松坂慶子演じる杉本タエ子が、娘の夏希(杏)と孫娘のみずき(横溝菜帆)との同居をきっかけに、自身の小学生の頃を思い出し、永らくあきらめ封印してきた“女優”という夢を解き放つ姿を描く。
杏は、撮影を「夏の終わり、春に予定していた撮影が延期したことで奇しくも物語の舞台『2020年9月』そのものの季節に撮影することになりました。コロナ禍の状況もそのまま反映され、台本のせりふや動きも追加変更がいくつかありました。9月とはいえまだ残暑厳しいなか、皆で力を合わせて乗り越えました」と振り返った。
また、共演した松坂慶子の印象を杏は「松坂慶子さんと共演させていただくのは二回目で、なんと10年ぶり。ですが年月の距離も感じることなく、気さくにお話してくださりました。前回ご一緒させていただいた時に万葉集についてお話していただいたエピソードも覚えていてくださって、とても嬉しかったです」と明かした。
さらに、同作の見どころを「親子三代のお話で、物語の中では、私は娘でもあり、母でもあります。しかし連綿と続く時の中で、タエ子もまた娘であったし、母でもあり、そして祖母でもあります。1人の人格でも、様々な役割を背負って、時にはその責任や不安に押しつぶされそうになりながらも、時にはぶつかり合いながら、助け合い、支え合って生きていきます。誰もが子供だったし、誰もが誰かの影響を受けながら大人になっていきます。自分は、今、どのあたりなんだろう?なんて考えながら、ドラマを楽しんで頂ければと思います」と語った。
スペシャルドラマ「おもひでぽろぽろ」あらすじ
杉本タエ子(松坂慶子)のもとに娘の夏希(杏)と孫のみずき(横溝菜帆)が越してくる。タエ子はみずきにかつての自分を重ねる――父(高橋克実)が買ってきたパイナップルの苦い味、テストの悲惨な点数、学芸会で目醒めた女優魂――そしてタエ子は、あきらめていた夢を再び追う。「私、舞台に立ちます」オーディションを受け稽古に打ち込むタエ子だったが…。
1月9日(土)夜9:00-10:30
NHK BSプレミアムほか