閉じる

長谷川博己、演技の中で“王道”と“アングラ”の化学反応を見せる【てれびのスキマ】

2021/03/11 15:15

長谷川博己
長谷川博己 ※ザテレビジョン2017年撮影

「1年間に21世紀に入って最高の視聴率と最低の視聴率を経験した」(「ボクらの時代」2012年12月16日フジテレビ系)

最高の視聴率と最低の視聴率を経験


長谷川博己がそう振り返るのは2011年のことだ。前者は主人公・三田灯(松嶋菜々子)がやってくる家族の優柔不断な父親役を演じた「家政婦のミタ」(日本テレビ系)。最終回で40%を超える視聴率を記録した作品だ。後者は「鈴木先生」(テレビ東京系)。独自の教育理論を持ちながら、女性生徒の一人を“カミサマ”と崇拝する教師を演じ、同作はギャラク シー賞、日本民間放送連盟賞、放送文化基金賞など各賞を受賞したものの、視聴率的には苦しんだ。長谷川はこの年、国民的な知名度と、濃いドラマファンからの強烈な支持を同時に得ることができたのだ。

彼の転機のひとつになったのは2010年に出演した「セカンドバージン」(NHK総合)だろう。主人公のるい(鈴木京香)と不倫関係になる金融庁の若手キャリア官僚を演じた。それまで舞台を中心に活動していたため、テレビでは無名に近い存在だったが、高身長と高い知性に垣間見える野心が強烈な色気を漂わせ脚光を浴び、翌年の飛躍へとつながった。

その後は、大河ドラマ「八重の桜」(2013年、NHK総合ほか)で主人公・八重(綾瀬はるか)の最初の夫役、古沢良太脚本の“月9”枠「デート~恋とはどんなものかしら~」(2015年、フジテレビ系)でヒロイン・依子(杏)の相手役の“高等遊民”谷口巧役、連続テレビ小説「まんぷく」(2018年、NHK 総合ほか)でもやはりヒロイン・福子(安藤サクラ)の相手役。

映画でも園子温監督の「地獄でなぜ悪い」(2013年)で映画作りに情熱をかける男を演じ、大ヒットした「シン・ゴジラ」(2016年)では内閣官房副長官役で主演した。代表作といわれるものだけ挙げても輝かしいキャリアだ。

下に続きます

画像一覧
1

  • 長谷川博己

関連番組

No Image

麒麟(きりん)がくる

出演者:長谷川博己 川口春奈 木村文乃 南果歩 村田雄浩 徳重聡 片岡愛之助 檀れい 佐々木蔵之介 滝藤賢一 谷原章介 眞島秀和 吉田鋼太郎  ほか

No Image

まんぷく

出演者:安藤サクラ 長谷川博己 内田有紀 松下奈緒 要潤 大谷亮平 桐谷健太 瀬戸康史 菅田将暉 岸井ゆきの 中尾明慶 松井玲奈 片岡愛之助  ほか

No Image

シン・ゴジラ

No Image

家政婦のミタ

出演者:松嶋菜々子 長谷川博己 相武紗季 忽那汐里 中川大志 綾部守人 本田望結 野波麻帆 佐藤仁美 平泉成 白川由美 

関連人物

  • No Image

    長谷川博己

  • No Image

    てれびのスキマ

  • 推したい!フレッシュFACE

    推したい!フレッシュFACE

  • 「ザテレビジョン」からのプレゼント!

    「ザテレビジョン」からのプレゼント!

  • ザテレビジョン マンガ部まとめ

    SNSでバズった話題のマンガが読み放題!ザテレビジョン マンガ部まとめ

  • 【冬ドラマ】2024年1月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【冬ドラマ】2024年1月期の新ドラマまとめ一覧

  • 【冬アニメまとめ】2024年1月期の新アニメ一覧

    随時更新中!【冬アニメまとめ】2024年1月期の新アニメ一覧

  • コミック試し読みまとめ

    話題の作品がいっぱい!コミック試し読みまとめ

もっと見る