上野樹里主演「監察医 朝顔」最終話ゲストに佃典彦『震災から10年の節目に、この作品に出演できて光栄』
3月22日(月)放送の上野樹里主演“月9”ドラマ「監察医 朝顔」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系※最終話は30分拡大)の最終話に、佃典彦がゲストとして出演することが決定した。
“月9”ドラマとして初の2クール連続放送となった同作。その最終話では、とある小学校で凄惨な通り魔事件が発生。朝、いつも通りスクールバスが校門の前に到着し、児童たちはバスを降りて元気よく小学校へ入っていく。
そこに突然、フードをかぶった男が刃物を持って現れ、小学校前にいる人たちを襲撃して逃走。男の刃は小学校の男性教師と、ボランティアで交通整理をしていた大学生の宇賀神秀樹(灰塚宗史)の命を奪い、2人の遺体は朝顔たちが解剖することになる。
解剖後、秀樹の父・宇賀神友則(佃)と母・美佐子(山野海)が朝顔の元へ。秀樹の遺体は男性教師よりもひどく、犯人に滅多刺しにされていた。しかし、それは秀樹が命尽きるまで犯人を離そうとしなかったためで、秀樹がその身を挺して児童たちを守ったからこそ、児童は1人も負傷しなかったことを朝顔は伝える。
それを聞き、泣き崩れる友則と美佐子。そして友則は、秀樹の体における、切な過ぎる出来事を朝顔に打ち明ける。
佃は、今回の「監察医 朝顔」が初の“月9”ドラマ出演。登場シーン自体は長くないが、初共演となる上野樹里と見事な芝居を掛け合い、涙を誘う場面を作り上げている。
なお、第17話のラストで里子(石田ひかり)の遺骨と再会後、他界した祖父の嶋田浩之(柄本明)。3月15日(月)放送の第18話では、浩之の葬儀が営まれる中、朝顔に検視官の伊東純(三宅弘城)から、とある裏路地で女性の遺体が発見されたという連絡が入る。
葬儀が落ち着いたところで、遺体の発見現場に向かう朝顔。遺体の女性は、ちょうど現場の目の前のマンションに住んでおり、マンションの屋上には遺書と女性の靴があったことから、飛び降り自殺ではないかと見られていた。
だが、マンションの反対側には開けた駐車場があるにもかかわらず、なぜ女性はわざわざ狭く入り組んだ裏路地の方へ向かって飛び降りたのか、不審を抱く朝顔。そのまま、女性の遺体は朝顔たちが解剖をすることになるが、同じころ、野毛山署に意外な人物が現れる。
それは、朝顔と同じ興雲大学で社会心理学の教授を務める松本オリビア由美子(片桐はいり)だった。松本は第1話に登場した際、社会心理学の見地から群衆雪崩の真相究明へ朝顔を導いた人傑。
刑事たちは、その松本が一体何の用かと不思議に思うが、松本は裏路地で見つかった女性の遺体は「自分が殺した」と言い、自首をするため出頭してきたのだった。
さらに、第16話で発生した“右ほほに大きなヤケドのある謎の男”を巡る事件は驚きの展開を迎えるなど、物語は佳境に突入していく。
佃典彦コメント
――「監察医 朝顔」に出演されることになり、あらためて感想をお願いします。
尊敬している時任三郎さんの代表的なドラマに出演できて、大変うれしく思っております。
――今回が初の“月9”ドラマ出演となりますが、こちらもあらためて感想をお願いします。
初の“月9”、初のフジTVドラマの現場で非常に緊張しました。ずっと膝が震えていました。
――上野樹里さんとは初共演となりますが、撮影現場はいかがでしたでしょうか?
悲壮感あふれるシーンで、おまけに感染対策もありまして、共演者の方々とせりふ以外で話す機会もありませんでしたが、それが現場の緊張感を高めていたように思います。平野監督の演出も的確で、技術スタッフの皆さんもテキパキしていて、さすがだなと思いました。
――視聴者の皆さんへ見どころなど、メッセージをお願いします。
震災から10年の節目に、この作品に出演できて光栄です。最終回の台本を読んで泣けてしまいました。ぜひ、ご覧くださいませ。多分、僕も最終回を見ながら、また泣いてしまうと思います。