「ヒープリ」を終えて達成感と今はちょっと寂しい
──悠木さんは終了したばかりの「ヒープリ」で1年間、三瓶さんは「プリキュア5」と「5GoGo!」で2年間プリキュアを演じられましたが、改めてプリキュアを演じて良かったと思うことは?
悠木:基本的にプリキュアシリーズは全体を通して見ているだけで希望が湧いてくるし、それが好きなところなんですけど、それもありつつ特に「ヒープリ」は見ていて優しい気持ちになれるというのがありました。やっている側も「優しくなあれ」と思って取り組んでいたから、(収録後)帰るときにはいつもちょっと優しい気持ちになっていたんですよね。
1年続く作品に関わらせていただくことってなかなかないし、ウチのチームのみんなもそれまでそんなにガッツリ絡んだことがない子たちだったのがググッと仲良くなれました。「仲がいい子が増えるのはやっぱりいいな、現場が楽しみだな」って思いながら1年間を過ごせたのは幸福でした。
今は終わってちょっと寂しいような、でも達成感がある気持ちです。
三瓶:終わった時は2年間走り抜けて完結できてよかったと思ったし、「私の喉、よく頑張った」という感じがありましたね。
2年間一緒にやってチームワークもできて変身のセリフ合わせも一発でできるようになったし、時間が経ってもその感覚を今も覚えています。チームとして年齢も個性もバラバラだったけど、戦うときはしっかりまとまるチームワークがあって、それは2年間で形になっていったのかなと思うとなかなかできない経験だったなと感じます。
今では年月が経ってプリキュアという作品が続いて、プリキュアファミリーが増えていることが本当に幸せだなと思います。
──今回の映画は“ゆめ”がテーマになっています。公私どちらでも構わないのでお2人の現在の夢を聞かせてください。
悠木:私、いま自分でいつかアニメにしようと動いている企画があって、そこは現実的に夢見て頑張っているところですね。
でも、夢って「見ている間が楽しい」説はあると思うんですよ。叶えていく段階もすごく楽しいんですけど、ああだこうだ言っているときが1番楽しい、みたいな。
三瓶:物作りあるあるだね(笑)。
悠木:もちろん、実現したときの達成感もヤバいんですけど、その楽しさを知るとまた夢見ちゃうというか、またこの快感を得たいとなるので、これからも自分の諸々を実現していきたいですね。
三瓶:私は、この状況ではイベントで皆さんとお会いすることはなかなか難しいんですが、やっぱり直接会いたいなという思いがありますね。
あと、プライベートな部分では最近、手芸を始めたのでいつか刺しゅうを極めてみたいなと。
悠木:え〜、すてき!
三瓶:まだ一針もやっていないことを目標に掲げるのもどうかと思うんですが(笑)、人形の服は作れたのでいつか子どもの服を縫ってみたいし、チャレンジできたらいいなと。
2021年3月20日(土)全国ロードショー
声の出演:悠木碧、依田菜津、河野ひより、三森すずこ、加隈亜衣、武田華、金田アキ、白石晴香
三瓶由布子、竹内順子、伊瀬茉莉也、永野愛、前田愛、仙台エリ、草尾毅、入野自由
ゲスト声優:藤田ニコル、生見愛瑠、景井ひな、さぁや/小林星蘭、勝生真沙子/高木渉
原作:東堂いづみ 監督:中村亮太
脚本:金月龍之介 音楽:寺田志保
キャラクターデザイン・総作画監督:爲我井克美
美術デザイン:増田竜太郎 美術監督:小川友佳子、渡辺佳人
CGディレクター:大曽根悠介 色彩設計:佐久間ヨシ子
撮影監督:髙橋賢司 製作担当:澤守洸
■「映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ・ダンスパーティ!」
声の出演:ファイルーズあい、花守ゆみり、石川由依、瀬戸麻沙美、日高里菜
原作:東堂いづみ 監督:大塚隆史
脚本:金月龍之介 音楽:寺田志保
キャラクターデザイン:中谷友紀子、稲上晃
作画監督:稲上晃 美術監督:小川友佳子、渡辺佳人
色彩設計:佐久間ヨシ子 撮影監督:五十嵐慎一 製作担当:澤守洸
(C)2020 映画ヒーリングっど・プリキュア製作委員会
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