加藤シゲアキ、先輩・木村拓哉を“あわよくば超えたい”横内謙介のコメントに「やめてください!(笑)」
この爆弾発言に、加藤は「やめてください!(笑)」と慌てて否定。取材陣にあらためて継承について問われると「そこは言わないでほしいなと思ってます」と苦笑し、「最初企画書をもらったとき、正直なところ恐れ多いと思いました。でも木村さんは僕が事務所に入ったきっかけの先輩でもありますし、こんな機会はもうないだろうな、他の人がやったら嫉妬してしまうと思って参加を決めました」とコメント。
木村へのあいさつは「情報解禁前にお知らせしなくちゃと思って、1月、木村さんが映画のリハーサルをされているところにお邪魔して」済ませたそう。「てっきり知らないと思って、お忙しいところにお邪魔するし、簡潔にお伝えしようと思ってギチギチに台本作って臨んだのに、会った瞬間『あ、やるんでしょモダンボーイズ』って言われて、その瞬間すべて飛びました!(笑) どうやら(1994年版)菊谷役の平田(満)さん経由で聞いたそうです。アドバイスとかはなく、素直に『頑張れ』とエールを頂きました」と説明。
取材陣や山崎に「(木村拓哉を超えるって)言っちゃう?(笑)」とあおられながら、「映像資料で見せていただいたのですが、木村さんは当時21歳でしたが、もし先に映像資料を見ていたら断ってたなと思うくらいの完成度で。もう、別のものを作るしかないと思っています。見に来てくれるか? 知らないです!(笑) 来てくださる場合は僕に知らせずに来てほしいです、緊張するので」と笑顔を見せていた。
順番が回ってきて、「個人的なことですが……」とおもむろに語りだした山崎は、「吉川英治文学新人賞を頂きまして、ありがとうございました」と真顔でボケる。すかさず加藤に「それ僕だから! 山崎さんの“樹範(シゲノリ)”はカタカナじゃないから!!」とツッコまれ、「あー、シゲ違いでしたか。……今日はこれを言いに来ました」と満足げ。
「私がここに立っていられるのは皆さんのアドバイスと稽古のおかげ」という武田も含め、和気あいあいと掛け合う一同だが、加藤によると稽古初期は「新型コロナ禍で飲みにいけないし、山崎さんも、僕も、武田さんも人見知りで、何なら(演出の)一色さんも人見知りで。劇中では仲がいいのに、稽古場では全然仲良くならなくて! これはヤバいっていう」状態だったそう。
一色も「稽古が始まって2週間、みんなモジモジしていて、(山崎から)『このままでいいのかな』って相談を受けていた」と振り返る始末。そして加藤から「結果、山崎さんが空気を読んでムードメーカーになってくれました。僕の受賞を、クラッカーと、全っ然割れないくす玉で祝ってくれました(笑)」という裏話も披露された。
舞台「モダンボーイズ」は、4月16日(金)まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演。4月28日(水)~30日(金)には大阪・COOLJAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演予定。
◆取材・文・撮影=坂戸希和美
作:横内謙介
演出:一色隆司
出演:加藤シゲアキ / 山崎樹範 武田玲奈 坂口涼太郎 溝口琢矢 松田賢二 きづき 伴美奈子 羽子田洋子 清瀬ひかり 紺崎真紀 橋本菜摘 大川亜耶 須田拓未 / 加藤虎ノ介 神保悟志 大鷹明良
東京公演:4月3日(土)~4月16日(金) 東京・新国立劇場中劇場
大阪公演:4月28日(水)~4月30日(金) 大阪・COOL JAPAN OSAKA WWホール
https://stage.parco.jp/
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