名古屋嬢ハルコ(大地真央)のセリフから見える、独特な文化の一端「名古屋あるある」を紹介<最高のオバハン 中島ハルコ>
第2話・豪華さを見せる嫁入り
「今は簡素になったけど、私の時代はそりゃ派手で、透明なトラックに嫁入り道具をダーンと載せてね。知ってるでしょ?そのトラックは、決してバックしちゃいけないのよ。縁起が悪いから」
普段は倹約家でも、使うところは使うのが名古屋人。その最たるものが結婚式で、かつては透明なトラックで周囲に見せびらかすかのように嫁入り道具を運んでいたという。そんなお金がかかる風習から「娘三人持てば身代潰す」といわれていた。
第4話・一家に一本味噌チューブ!
「名古屋じゃ一家に一本必ず常備しとる味噌チューブがあるんだわ。その味噌はでぇら美味しいんだけど、しゃびしゃびでも、どろどろでも、とにかくその味噌チューブさえありゃあうみゃうみゃあ言う女なのよ!」
これは、ハルコが従妹の聖子(高橋ひとみ)を評して言い放った、かなり失礼な言葉だが、味噌チューブの信者はどうやら聖子だけではないらしい。知られている通り名古屋は味噌文化で、なかでも赤味噌が定番といわれ、名古屋メシでいえば「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「味噌おでん」が有名。一般的に味噌といえば固形の生味噌だが、名古屋では液体味噌も一般的で、複数の種類を主に冷蔵庫のドアポケットに常備し、使い分けているという。
※清水紘治の「紘」は「いとへんに宏」が正式表記