杉咲花がヒロインを務めた連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)が5月14日、最終回を迎えた。千代(杉咲)がふたたび鶴亀新喜劇の舞台に立つラストに、視聴者から感動の声があふれた。(以下、ネタバレがあります)
“大阪のお母さん”として人気を誇った名女優・浪花千栄子をモデルに、ヒロイン・千代の奮闘を描く「おちょやん」。最終回では、千代も出演した鶴亀新喜劇の千秋楽「お家はんと直どん」の模様が描かれた。
劇団の仲間たちが袖で、道頓堀やラジオドラマの仲間たちが客席で見守る中、場面は千代演じるおてると一平(成田凌)演じる直どんが若い頃を思い出すくだりに。おてるの「もしあのまま、私ら一緒にいてたら…どないな人生があったんやろか」の一言をきっかけに、2人の口からは、台本にないセリフがこぼれ出た。
「あんたと別れへんかったら、大切な人たちと出会うこともでけへんかった。あんさんも私も、愛する我が子と出会うこともでけへんかった」と千代。一平が「なぁ、てる。おおきに」と頭を下げると、千代も「おおきに、直どん。生きるっちゅうのは、ホンマにしんどうて…おもろいなぁ!」と、泣き笑いの表情を見せた。
その瞬間、客席からは「千代!」「姉やん!」の声が。千代の亡くなった父・テルヲ(トータス松本)、母・サエ(三戸なつめ)、弟・ヨシヲ(倉悠貴)が仲睦まじい様子で千代に拍手を送っていた。