加藤シゲアキに「真ん前に座ってください」
さらに加藤は正門の現場での様子について、「稽古場に何度か足を運ばせてもらいましたが、あんまり近くで見たら可哀想かなと思って遠くに座ろうと思ったんですけど『いや、真ん前に座ってください。プレッシャーに慣れたいんで』と言われて。そういう意味では、本番さながらの緊張感を与えるという役割があったのかなと(笑)。どんどん成長していく姿は見ていてたくましいですし、堂々としているなと感じました」と再度、正門の舞台へ取り組む姿勢を絶賛した。
続けて、司会者から“俳優の大先輩”と紹介された岡田は、正門の印象を「近年まれに見るくらい真面目で、その姿勢がすごく伝わってきました。彼は考え込むタイプで、自分にも同じような時期があったので、稽古でも正門くんが答えを見つけるのを待つということは何回かありました。アドバイスというよりは、あまり一人で溜め込まないようにしてあげたいなと思っていました」と見守っていたことを打ち明け、正門も「カウンセリングに近いというか…本当に助けられました」と感謝を述べた。
また、正門の楽屋暖簾を加藤がプレゼントしたという話題では、正門が「びっくりしました。昨日、会場に入った瞬間にスタッフさんがバーッと走ってきて“ちょっと待ってください!”って言いながらケータイで動画を録りだして、よく分からないまま楽屋の前に行ったら暖簾がかかっていました」と、当日のサプライズを嬉しそうに語る場面も見られた。
取材・文=原千夏