――ユナは銃を武器に怪獣と戦いますが、豊田さんがこれは誰にも負けないと思っている自分の“武器”、もしくはセールスポイントは?
お芝居をしている時に、自分の役が周りからどんなふうに見られているのか。いつも、客観的に見ているというところが“武器”なのかなと。もちろん、役の視点でも考えているんですけど、いろいろな作品に参加していく中で、自分が思う役のイメージと他の人が見ているイメージが必ずしも一緒ではないことに気付いたんです。だから、俯瞰(ふかん)で自分を見ることも大事。そういうところを、これからもどんどん伸ばしていきたいと思っています。
――撮影をしている中で“特撮モノ”ならではの“あるある”に気付いたことは?
擬音が多いこと。坂本監督がシーンを説明する時も「ここに怪獣がいて、向こうからウルトラマントリガーがダーッとやってきて」とか「ユナが銃をドーンと撃つ」みたいな会話が普通に成立しているんです。むしろ、今ではそっちの方が分かりやすい(笑)。こんなに擬音が飛び交っている現場は初めてです。
――「ウルトラマントリガー」の“トリガー”にちなんで、これをするとスイッチが入る瞬間、オフからオンになる時の「引き金」になるものは?
集中しないといけないヤマ場のシーンの前は、気持ちを落ち着かせるために深呼吸をします。目を閉じてゆっくり呼吸をするというシンプルな方法ですけど、これが私に合っているような気がします。
――ちなみに、これをするとオンからオフになるというものは?
撮影現場でメークを落としたら「今日も終わったぞ!」って開放的な気分になります。あとは、母のご飯。これはすごく不思議なんですけど、私が食べたいなと思っていたメニューを作って待ってくれているんです。ロケが多いから、しばらく家に帰れない日が続いたりするんですけど、久しぶりに家で食べる母のご飯は私の元気の源。どの料理も全部おいしいんです。
――2020年から「ステイホーム」の日々が続いていますが、家ではどんなふうに過ごしていますか?
時間がたくさんあったので、ドラマ、映画、アニメなどをたくさん見ました。今でもそれは続いています。韓国ドラマが好きなので、韓国語を勉強しています。
――どこにでも自由に旅ができるようになったら…。
やっぱり、韓国に行きたい! そのために韓国語を勉強しているので、現地の人と普通に会話できるようになりたいです。韓国の文化にも触れてみたいですし、買い物や食事も楽しみたいですね。
――では、最後に読者の方へメッセージをお願いします。
物語の序盤は、ユナの制服シーンがたくさん見られると思います。<GUTS-SELECT>の隊員の時とは違う、高校生のユナにも注目してください。もちろん、隊員として怪獣と戦うユナのかっこいい姿も見ていただけたらうれしいです。
◆取材・文・撮影=月山武桜
7月10日(土)スタート
毎週土曜朝9:00-9:30
テレビ東京系ほかで放送
【HP】https://m-78.jp/trigger/
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