「春馬くんの雰囲気ってやっぱり素晴らしいなと」
同イベントでは、実際のシーン写真をスクリーンに投影しながらエピソードトークを展開。
主人公・修が数式を書き進め、収まりきらなくなって壁やガラスにまで書いていくシーンについて柳楽は「撮影の朝に『これ、覚えられるかな』と監督から渡され、みんなで頑張りながら覚えました。書き方も京大生ならではの慣れが出るそうで、そこも教えていただきました」と話し、黒崎監督は「どうしても直前で思いついてしまうところがあり…。柳楽くんはすごく準備をしてくれる俳優さんなのですが、いいと思ったらパッと反応してくれる反射神経もいい方なので、お芝居として面白いと思ってくれるのではないかと思いながら無茶ぶりをしてしまいましたね」と告白した。
続いてスクリーンに投影されたのは、海辺のシーン。
柳楽は「思わず入りたくなるくらい、京丹後の海の色が本当にきれいでした」と話し、有村は「京都ロケの最初の方に海のシーンを撮った記憶があります」と当時を思い出しつつ、「初めて幼なじみの空気感が出るようなシーンで、戦時中ということを忘れ、3人が子どもにかえったような気持ちで過ごす時間という重要なシーンだったのですが、すでに空気感ができていて、アドリブも結構あり…。なので、とても印象に残っています」と撮影時について明かした。
最後に投影されたのは、裕之(三浦春馬さん)を見送る田中裕子演じる母・石村フミと、それを見つめる修のシーン。
有村は「このシーン、田中さんは一言も発していないんです。言葉で表現できない思いってあるんだなと確信した瞬間でもありました。自分自身も、より台詞にとらわれず、言葉で発する以外の思いをもっと熱量を高めて表現していきたいなと勉強させていただきました」とコメント。
柳楽は「裕子さんの演技はもちろんですが、春馬くんの雰囲気ってやっぱり素晴らしいなと見ていました」とシーンの思い出を語った。
8月6日全国公開
出演:柳楽優弥 有村架純 三浦春馬
イッセー尾形 山本晋也 ピーター・ストーメア
三浦誠己 宇野祥平 尾上寛之
渡辺大知 葉山奨之 奥野瑛太 土居志央梨
國村隼 田中裕子
監督・脚本:黒崎博
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:「彼方で」 福山雅治
配給:イオンエンターテイメント
公式サイト:taiyounoko-movie.jp
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