「『エンタメがなくなったら死ぬな』と思った」
同作が「朝日座の再建」のために奮闘するストーリーということもあり、コロナ禍でエンタメ業界も大変な状況である中、それぞれにとってエンターテインメントはどんな存在かという質問が投げかけられた。
Hakubiのボーカル・片桐は「この作品は映画館がなくなるところから始まるのですが、音楽業界でもライブハウスやイベントがなくなる事態を経験して、コロナ禍を通して、自分たちにとってエンターテインメントは心の拠りどころであることを改めて実感しました」とコメント。
大久保は、「ステイホーム期間で動画配信サービスで映画をよく見ているのですが、違う環境にポンと持っていってくれるので助けられています。今こそ大事な存在だと思います」と話した。
高畑は「去年まではあるのが当たり前の存在で、見たいと思ったら簡単に舞台にも映画にも行けていたけど、なくなった時に苦しいと感じて。みんな“エンタメがなくなっても“死にはしない”とは言いますけど、『私は死ぬな』と思いました。こんな状況下だけど、火が消えないように私たちも頑張らにゃなと思っています」と、自身にとってのエンタメの大きさを明かした。
イベントでは、Hakubiが主題歌を生歌唱する場面も。客席で演奏を聞いた高畑は「歌詞に注目して聞いていたのですが、撮影の時のことを思い出してぐっときました」と感動した様子を見せた。
最後に高畑が、「ちょうど1年前の夏に撮影し、個人的には自粛明け最初のお仕事でした。いいタイミングで関われたなと感じています。大久保さんのかわいさに浸ったり、ほっこりした気持ちになったり。メッセージ性は高いけど、気軽に見られる作品になっていると思います。できれば映画館で見ていただけたらうれしいです」と話し、イベントを締めくくった。
9月10日(金)全国公開
※8月27日より福島県で先行公開
出演:高畑充希
柳家喬太郎、大久保佳代子
甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、竹原ピストル
光石研/吉行和子
脚本・監督:タナダユキ
主題歌:Hakubi「栞」(unBORDE)
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:https://hamano-asahi.jp/
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