「一線でずっと活躍されている方は“人間力”がすごい」
――本作での高畑さんと大久保さんの役柄は生徒と恩師という関係性ですが、お二人が仕事上で影響を受けた人は?
高畑:毎現場ぐらい、都度都度いますね。毎回いろんな方から影響を受けて、自分の価値観やモチベーションの持ち方、突き進み方、アンテナの張り方…など、いろいろなことがどんどん変わっていく感じがします。どの世界でもそうかもしれないんですけど、一線でずっと活躍されている方って、“人間力”がすごいんですよ。こんな考え方もあれば、こういう考え方もあるんだなとか、勉強になるし、すごい人ってたくさんいるなと毎回驚きます。
私は、監督のタナダ(ユキ)さんとずっと一緒にお仕事をさせていただきたくて、それがこの作品で実現したのですが、タナダさんは現場ですごく男前でカッコイイんですよ。決断がとにかく早いので、私たち演者やスタッフさんが不安にならない。現場で私はタナダさんとそんなに喋ってはないんですけど、撮影中ずっと安心して集中することができました。信頼できる方です。
大久保:私はそういう方があんまりいないんですけど、今、高畑さんのお話を聞いていて、私も同じような仕事をしている「女性芸人」と呼ばれる人たちは良い意味でも悪い意味でも意識しているなと。近場でいうと仲良しのいとうあさこさんとかを見て「毎回この人、気力だけでこんな全力でやっているんだな」と思って、「今日はちょっと怠け気味だから頑張ろう」ってなるので、そういう意味では刺激を受けていますね。だから、結果それが教えてもらっている、影響を受けているということに繋がってはいるのかなと。
――大久保さんはいとうあさこさんと仲が良いということは世間的に知られていますが…
大久保:そうですね~イヤですね~。
9月10日(金)公開/福島県先行公開中
出演:高畑充希 柳家喬太郎 大久保佳代子
甲本雅裕 佐野弘樹 神尾佑 竹原ピストル/光石研/吉行和子
脚本・監督:タナダユキ
主題歌:Hakubi「栞」(unBORDE)
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:hamano-asahi.jp
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