中川大志主演の新ドラマ「ボクの殺意が恋をした」 (毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の最終話が、9月12日(日)に放送された。詩織(水野美紀)に銃口を向けられ絶体絶命のピンチに陥った柊(中川)と葵(新木優子)だったが、詩織の悲しい過去が明らかになり、一連の殺し合い劇に終止符が打たれた。一度は別れを選んだ柊と葵だったが、周囲の人々に後押しされ、お互いの愛を確かめ合う温かなラストが待っていた。(以下、ネタばれが含まれます)
悲しみと戦ってきた詩織を柊が抱きしめた
同作は最高に“間が悪い”殺し屋・男虎柊(おのとら・しゅう/中川)が、秘密をかかえる暗殺ターゲットのヒロインで人気漫画家・鳴宮美月(なるみや・みつき/新木)の命を狙う、殺意と恋が入り混じるスリリングラブコメディー。柊が愛したのは、鳴宮美月のフリをしていた初恋相手・葵(新木)だった。
最終話まで、誰が敵で味方か、登場人物たちが殺し合う運命になったのはなぜかという展開が二転三転してきた今作。家族や大切な人を奪われた者が復しゅうを誓ってターゲットの命を奪おうとしていたのだが、最終話では全ての元凶である“詩織の悲しみ”が本人の口から語られた。
かつて自分の息子をある少年に殺された詩織は、復しゅうの鬼と化した。少年法で守られ調子に乗っていた少年を見つけ、殺害した詩織だったが、その秘密を暴こうとしていたのが週刊誌記者の武尊(小池徹平)だった。
武尊の妹である葵、武尊の恋人だった千景(田中みな実)らを巻き込んだ“詩織の悲しみ”を知った柊は「もういいって。もうやめよう。1人で抱えないでよ」と抱きしめ、詩織は自首をした。