「新潟がいい思い出になったのは、本当にお客さんのおかげです」
現在開催中の『アインシュタイン結成10周年10ケ所ツアー』について、現状で印象に残っている公演について尋ねると、「新潟ですかね。新潟で単独ライブをやらせていただくのは初めてで。すごく楽しみにしていたんですが、北陸や東北はちょっと静かなお客さんが多いというイメージがあったんです。でも初っ端から大拍手で迎えてもらえて。本当に元気なお客さんたちで、1本目から楽しく漫才させていただいて」と穏やかに話し始めた河井。
だが、「もうあとちょっとでオチるという手前で、稲田の差し歯がポ~ンと飛んでいって(笑)」とまさかの展開を話し出し、スタッフ一同大爆笑。「横パッと見たら“はぁ(歯)…はぁ(歯)…”って2回言うてましたわ。もう年寄りと漫才してるみたいな(笑)。僕の歯が飛んだわけやないのに、めっちゃはずかしかったです、ほんまに!!」とさすがの話術で爆笑エピソードを披露してくれた。「でも、お客さんが引くことなく笑ってくださったんです。その後も5~6本ネタがあったんで、新潟が最悪な思い出にならないでよかったのは、本当にお客さんのおかげです」とファンへの感謝も忘れない。
最後に、アインシュタインとしての今後の目標を尋ねると「状況が日々変わりつつあるように、目標もちょっとずつ変わりつつあると思うんですが、やっぱりテレビに出させてもらえるなら出続けたいです。一方で、劇場にも立っていたいですね」という。
シンプルに“やっぱり漫才が好きですか?”という問いかけに「はい。お客さんに見てもらってる時が一番楽しいですし、小さいお子さんが笑ってたり、僕らのこと知らないだろうなっていう年配の方が手を叩いて笑ってくれるのがチラッと見えたりすると本当にうれしいんです。この楽しさやうれしさは、何回劇場に立っても変わらないですね。“アインシュタインが出てるなら、劇場に見に行きたいな”と思ってもらえる芸人になりたいです」と、笑顔で熱い思いを話してくれた。