岩崎P「いろんな愛情の形を感じていただけたら」
――礼さんを巡る恋の行方が気になる読者も多いと思いますが、終盤はどのような展開になるのでしょうか?
佐久間P:“好き”とか“恋”とかではなく、一言では表現できないそれぞれの思いを見守っていただければうれしいです。“でっかい愛”を感じていただける、前向きなラストになっていると思います。
岩崎P:愛情にもいろんな形があるんじゃないかと思っています。それは家族の愛もそうだし、恋もそうです。俊平、礼さん、めいく、蒼ちゃんの4人と子どもたちの中にある、いろんな愛情の形を感じていただけたらうれしいなと思います。
――最終回に向けて脚本のマギーさんとは何かお話されましたか?
佐久間P:早い段階から「ラストはこうなるといいね」っていうお話はしていたんです。今の段階(※取材は9月上旬に実施)では、最終回の台本が形になってきているという状態です。
――最終回のキーパーソンは誰になるのでしょうか?
佐久間P:最終回前から最終回にかけてのキーパーソンは、蒼介かなと思っています。蒼介がSNSに投稿した「#家族募集します」がきっかけで、みんなが「にじや」に住み始めて、その“家族”が一つの転機を迎えるきっかけを作るのも蒼介。
家族の温もりを知らずに生きてきた、蒼介の心の動きに注目していただけたらなと思います。
岩崎P:最終回に関しては、この物語全体を象徴するような切なくて温かくて、優しい展開が待っています。「見た後に切なくなるけど、幸せに気持ちになれる終わり方にしたい」っていうのは、ずっとマギーさんとも話していました。
ずっとキーワードとして使ってきた“家族”という言葉の意味を、見ている方も一緒に考えてもらえるような最終回になっています。視聴者の方と、出演者とスタッフと全員で“家族”っていう言葉の持つ意味を考えていきたいと思います。