大人気漫画「キン肉マン」の実写映画化の謎に迫る俳優たちを追ったドキュメンタリードラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」(10月8日[金]スタート、毎週金曜夜11:30-0:00、WOWOWプライム)。ウォーズマン役に抜てきされた本人役で主演する眞栄田郷敦に、ドキュメンタリードラマならではの難しさや見どころを聞いた。
クランクインしてみると、俳優たちの空気が全てでした
「台本通りにいかないリアルな世界、自分で自分を演じるドキュメンタリードラマというジャンルは初めての経験だったので、最初はどうすればいいのか想像もつかず不安でした。ドキュメンタリーといいながら軽い台本はあるんですよ。当たり前ですが流れがあって。事前にどこまで準備をしていけばいいのか、これまで体験していた作品作りとは全く違いました。ただ、クランクインしてみると台本なんてどうでもよく、俳優たちの空気が全てでした。感情はリアルで設定がドラマという感じ。それ以降は台本を読むというより、この流れのときはこう仕掛けようなど想像することを大事にしました」
劇中映画「MUSCLEMAN」のプロデューサーである綾野剛や、一緒に行動するミートくん役の玉城ティナとの素に近いやりとりが作品をよりリアルにする。
「普通のドラマは待ち時間などがあって、そこで信頼を深めていきますが、この作品は常にカメラが回っている状態。なので本当にその場で感じたことがそのまま映し出されています。綾野さんの想像を何個も超えてくる姿には、驚きながらもついていきたいと思いましたし、玉城さんの裏表のない姿に本当にこの人が相棒で良かったなって感じました。2人がいたから、より素の姿でこの世界で生きられたと思います。今度は普通のフィクションでも一緒に演じてみたいですね。また違った楽しみが待っているような気もします」