同作は、よしながふみの人気漫画を原作に、2019年4月期にテレビ東京系で放送されたドラマの劇場版。2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称:シロさん/西島)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称:ケンジ/内野)の毎日の食卓を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微を描く。
松村は、“チーム何食べ”が再集結する今作に、劇場版からの新キャストとして参加。ケンジと同じ美容室に勤めるイケメン美容師・田渕として出演している。
「このような作品に出演させていただいたこと、そしてこの場に並ばせていただいていること、本当に夢のような気持ちなんですけど、現場でも皆さん優しいし、あったかいし、作風通りの現場だったので、このイベントもあったかくて優しいイベントになるんじゃないかなと思って、ファンの皆さんと一緒に僕も楽しみな気持ちです」とあいさつした松村。
イベント序盤からピッタリ息の合った仲むつまじいキャスト陣の中で、今作からこのチームに参加したことについて聞かれた松村は「感覚で言うと、全く知らない小さな村に突然放り込まれた感じです。もうその町みんな団結しているところに、急に(自分が)引っ越さなきゃいけないみたいな…」と独特の表現で振り返る。
続けて「僕の場合、内野さんとのシーンがものすごく多かったんですけど、そこに引き入れてくれたのは、お芝居という意味でも、現場の空気という意味でも内野さんでした。すごくお世話になりました」と語る。
それに対し、内野は「すごく緊張していたんですよ、彼は。真面目な性格がゆえに、練習に練習を重ねて来てくれたんですよ。それが逆に、かたまり過ぎちゃって、そこをもみもみもみもみほぐしたところはあったよね」と笑顔で回顧した。
さらに、松村は「お芝居の話も、何も関係ないような話もいろいろ話し掛けてくださったりとか、何日か進むと僕からも話し掛けられるようになったりして、そういうふうに(チームへの)入口になってくださいました。いろんなことを引き出してくださいました」と感謝を込めた。
松村の話す姿を優しく見守るように聞いていた内野は「日に日にどんどんリラックスしていって、そこにいられるようになったというか。こういう結束していて、空気感、世界観ができているところにポーンと新しく飛び込んできたらそれはみんな普通そうなると思うので、ちょっとマッサージしたよね。心のマッサージというか、演技のマッサージ(笑)」とほほ笑みかけていた。