最終週に突入した連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。10月27日放送の第118回では、百音(清原果耶)の妹・未知(蒔田彩珠)が心にしまい込んできた苦しみを吐き出した。当時中学生だった未知が抱えるにはあまりにも過酷な内容に、視聴者からも衝撃の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
25日からは最終週「あなたが思う未来へ」(10/25-10/29)を放送中。118回では、永浦家を訪れていた菅波(坂口健太郎)が急な呼び出しで帰京。その後は、百音が気象予報士として少しずつ地域に溶け込んでいく様子が描かれた。
百音が自分のやりたいことを模索し続ける一方、未知は東京の大学の研究室に誘われていながら、頑なに地元を出ることを拒んでいた。
「大学行きは、やめようと思ってる」という未知。百音が理由を尋ねても、未知は「もういいから」「私は、どこにも行けない。ここを離れられない」と拒絶するばかり。百音は意を決して「あの日、何があったの?」と問いかけた。
震災当日、船が出ずなかなか島に戻れなかった百音。やっとの思いで学校に避難している未知と再会した時、未知は苦しそうな、悲しそうな、やりきれない表情で百音を迎えたのだった。
百音が“あの日”の記憶を手繰り寄せていると、未知が口を開いた。「私、あの時…おばあちゃんを置いて逃げた」未知が9年にわたってたった一人で抱え続けてきた苦しみは、あまりにも重いものだった。